Nessのテレビ・映画レポート

映画とドラマがとにかく好きで、 メジャー作からB級映画、未公開作品まで幅広く観ています。 はてなブログ **「Nessのテレビ・映画レポート」**では、 ・作品の良かった点 ・物足りなかった点 ・なぜそう感じたのか を中心に、正直な感想を書いています。 更新は不定期ですが、 主に日曜日・木曜日の21時頃にアップすることが多いです。 評価が低い作品や続編モノ、 「前作と比べてどうだったのか?」 そんな視点で語る記事も多めです。 同じ作品を観た人、 これから観ようか迷っている人の 参考になれば嬉しいで

【映画】アンストッパブル ~止まらない列車と止まらない緊張感、王道映画の完成形~

アンストッパブル

2011年1月7日日本公開

 

 

あらすじ

操車ミスによって無人の貨物列車が暴走を始める。
積載されているのは大量の危険物質。このまま街に突っ込めば大惨事は避けられない。
司令室はあらゆる手段で列車を止めようとするが、策は次々と失敗。
そんな中、現場にいたベテラン機関士フランク(デンゼル・ワシントン)と若手車掌ウィル(クリス・パイン)が、命懸けで列車を止める決断を下す。

 

感想

本作は序盤から説明過多になることなく、観ている側にも息つく暇を与えない圧倒的な初速で、すぐに「無人列車暴走」という事件が発生します。状況が非常に分かりやすく、観る側は迷うことなく物語に引き込まれます。

能書きがなく、本題へ突入する潔さが、物語の没入感を一気に高めてくれます。

列車を止めるために講じられる作戦はどれも一筋縄ではいかず、成功するか失敗するか分からないギリギリの緊張感が常に続きます。

まるで生きているかのような鉄の塊が司令室の焦りと、現場で命を張る人間たちの緊迫感を引き出しており、観ている側も自然と同じ気持ちにさせられます。
絶望的なの状況を回避した瞬間には、思わずガッツポーズが出てしまうほどでした。

デンゼル・ワシントン演じるベテランのフランクと、クリス・パイン演じる若手のウィル。最初は反目し合っていた二人が、極限状態の中で互いの「プロの顔」を認め合い、信頼を築いていく過程は王道ながらも胸を打ちます。

言葉ではなく背中で語り合うような、男たちの信頼関係の変遷、そして私生活で置かれている状況の変化がこの物語の核と言えるでしょう。

主役の2人だけでなく、列車を止めようと奔走する全員がそれぞれの立場で必死に行動しており、誰一人として無駄なキャラクターがいません。

「全員でこの列車を止めるんだ!」と一体感が伝わる点もプロフェッショナル達の意地とプライドも感じました。

 

総括

アンストッパブル』は、
シンプル・分かりやすい・緊張感が途切れないという三拍子が揃ったサスペンス映画です。
難しいことを考えずに没入でき、それでいてラストまで手に汗握る展開がノンストップで続きます。
シンプルかつ王道だからこそ強いそんな一本だと感じました。

 

私的関連作品

●「スピード」(1994年)

キアヌ・リーヴス主演。バスが一定速度を下回ると爆発するというシンプル設定。緊張感の持続が続く。

 

 

●「新幹線大爆破(2025年)

草彅剛主演。日本版の列車内サスペンス。

 

 

●「サブウェイ123 激突」(2009年)

アンストッパブルの監督、トニー・スコット×デンゼル・ワシントンがタッグを組んでいる作品。列車が舞台でハイジャック犯と管制官の戦いを描く。

 

 

 

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【ドラマ】東京P.D. 警視庁広報2係② ~第1話・第2話 ~隠蔽と暴露、その先にある“警察の現実”~

東京P.D. 警視庁広報2係

 

2026年1月13日 スタート

 

第1話・第2話

2026年1月13日・20日放送

1話と2話を含めた感想になるので前回と若干内容は重複している事はお許し下さい・・

 

あらすじ(第1話・第2話:墨田西ストーカー殺人事件)

警視庁広報2係に配属された今泉(福士蒼汰)は、警察組織の“表に出せない現実”を扱う部署で墨田西で起きたストーカー殺人事件に関わることになる。事件は次第に警察官による犯行とそれを隠蔽しようとする上層部の思惑へと発展、真実を守るための「隠蔽」と正義を貫こうとする「暴露」。
警察という巨大組織の中で、広報という立場がどれほど残酷な役割を担っているのかが描かれていく。正義とは警察とは?という狭間で今泉は振り回されていく。

 

 

 

フジテレビ作品としてはかなり踏み込んだ内容

第2話まで視聴してまず感じたのは、「自分たちの保身のために動く悪」としてはっきり描かれており、隠蔽体質や権力の横暴が一切オブラートに包まれていません。

警察官が殺人を犯したにも関わらず、それをかばい新たな犯人を仕立て上げる。いわゆる冤罪というやつですね。
権力を持つ者がやりたい放題できてしまう構造は、フィクションでありながら強いリアリティを感じさせます。

 

 

唯一の救いとして描かれる捜査一課

全体的に救いの少ない物語の中で、唯一良心として機能しているのが捜査一課です。このドラマに関しては本当にここに正義ありって感じです。
捜査一課長・北川(津田寛治)、捜査員の巨椋(吉原光夫)らは、組織の論理に飲み込まれながらも、刑事としての矜持を感じさせる存在でした。
完全に腐り切っているわけではない、という描き方がかえって現実的で印象に残ります。

 

 

広報という立場の苦しさが刺さる

本作で特に重く響くのは、「真実を知りながら、真実が報道されていないと知る人間」が描かれている点です。
事実をねじ曲げて発表することで、誰かの人生が壊れていく。その現実を知っているがゆえに心を痛める広報担当者は、現実にも決して少なくないのではないかと考えさせられます。

薄っぺらい勧善懲悪ではなく、観る側に問いを突きつけてくる構成が本作を単なる刑事ドラマ以上のものにしています。犯人を見つけて終わりではない新しいこの刑事ドラマなのかもしれません。

 

 

今泉という主人公の“これから”

福士蒼汰演じる今泉は、まだ広報2係に配属されたばかりで、視聴者に感情も考えに対して最も近い存在です。
正義感が強く、感情的になりやすい彼が、今後この組織の中でどう変化していくのか?
成長するのか、それとも闇落ちしてしまうのか?
彼の行き着く先も、今後のドラマの大きな見どころの一つだと感じました。

 

 

構成面でも光るドラマ

本作は「ライターズルーム方式」を採用しており、複数の脚本家が集まり、綿密に物語を構築しているとのことです。「3000万」「エンジェルフライト」もこの物語の構築方法を取っているらしいです。この方式を採用しているのがこんなに濃厚で見応えがあるのなら是非拝見してみたいドラマです。

1話完結ではなく、2話構成で一つの事件を描くことで、より深く社会構造に踏み込めている印象です。

一風変わって各話のタイトルが第一話は「隠蔽」・第二話は「暴露」と物語の最後に明確なテーマを表示する点も、作品の重厚さを際立たせています。

 

 

総括

『東京P.D. 警視庁広報2係』は、非常に濃厚で見応えのある社会派ドラマです。
決してスカッとする展開ばかりではありませんが、それでも第2話には確かなカタルシスが用意されていました。

シーズン2がFOD配信予定という点にはやや残念さもありますが、それを差し引いても、久しぶりに「考えさせられるドラマ」に出会えたと感じています。
今後も継続して追いかけたくなる、強度のある作品です。

 

2話完結ドラマっぽいのでまた2話に1回感想は、アップしていこうかなと思っています。

 

 

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【ドラマ】アナザヘヴン~eclipse~7話〜9話 ~情報過多の混迷と、それでも引き込まれる終盤への助走~

アナザヘヴンeclipse

2000年4月20日~6月29日

 

あらすじ(7話〜9話)

紀子(本上まなみ)の幼少期のトラウマである家庭教師・小山(橋本さとし)が再び彼女の前に現れ執拗なストーカー行為を始める。小山に協力する加奈子(新山千春)もまた、悟郎(大沢たかお)と紀子の関係を壊そうと暗躍する。

一方、悟郎は失踪者捜索の中で脳みそシチュー事件の犯人・柏木千鶴と瓜二つの女性・山辺綾子と接触。やがて柏木事件を彷彿とさせる新たな殺人事件が発生する。
物語は、紀子の身の危険、連続殺人の謎、富豪・戸津山の存在と「紫の石」を巡り、登場人物それぞれが別々の方向から核心へと近づいていく。

 

橋本さとしの怪演がすべてを持っていく

7話で強烈な印象を残すのが、家庭教師・小山を演じる橋本さとしです。
とにかく怖い、そして気持ち悪いと言った印象です。
風貌・視線・執着心の表現があまりにも生々しく、もはや彼の存在感が強すぎて物語の他の要素が頭に入ってこない瞬間すらあるほどでした。
この“嫌悪感を伴うリアルさ”は、アナザヘヴンらしい異様さを一気に加速させていました。

 

 

情報量の洪水と混迷

8話あたりから、正直に言うと情報量が多すぎて整理が追いつかなくなってきた気が・・・
登場人物、過去事件、現在進行形の殺人、紫の石、戸津山…etc
「意味が分からないくらいが丁度いい」というラインをやや越えてきた印象もあり毎週追う連続ドラマとしてはハードルが高い構成です。当時リアルタイムで観ていても結構わからなくなりそうな気がします。

ただし、この“わからなさ”こそが本作の魅力でもあり、理解よりも不安と違和感を積み重ねる作りなのだと再確認させられます。

 

 

それぞれが動き出す9話の見応え

9話では、悟郎・紀子・亜希美(室井滋)・幕田(加藤晴彦)らがそれぞれ別の方向から大きく動き出し、物語が一気に広がります。
精神的に追い詰められながらも紀子に寄り添い続ける悟郎の姿は、あらためて彼の人格者ぶりを際立たせています。
重く歪んだ世界観の中で、悟郎という存在がかろうじて“人間性”をつなぎ止めているようにも見えました。

 

 

総括

7話〜9話を通しても、謎はほとんど解明されないままです。
むしろ序盤よりもストーリーは拡散し没入感は少し薄れた印象でもあったような気がします。
伏線回収を期待する作品ではなく映画を観た人向けのスピンオフ的ドラマという立ち位置は最後まで変わらなさそうです。

ドラマ単体で観ると途中で脱落してしまう人も多かったのかなとも考えてしまいます。
残りはあと2話。この混沌とした物語がどこに着地するのか?不安と諦めを抱えつつも見届けたくなる…そんな中盤〜終盤手前でした。

 

 

 

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【ドラマ】東京P.D. 警視庁広報2係 第1話 ~正義の表に立たない刑事たち、その重さが刺さる~

東京P.D. 警視庁広報2係

 

2026年1月13日 スタート

 

第1話

2026年1月13日放送

 

 

「東京P.D.」は、いわゆる事件解決を前面に押し出した刑事ドラマとは一線を画し、“警察組織の裏側”や“事件後に残るもの”に視点を置いた作品だと感じました。
正義や勧善懲悪よりも、現場で働く人間の感情や葛藤がじわじわと染み込んでくる構成が非常に印象的です。

物語の舞台となるのは、警視庁の中でも表舞台には立たない「広報課」。
事件が起きた“その後”世間やマスコミとどう向き合うのか、警察組織としてどう振る舞うのか?その裏側で、刑事たちは感情を押し殺しながら仕事を続けています。

第1話から扱われるテーマはかなり重く、決して軽快なテンポではありません。
ただ、その分見応えは十分で、「この重たい空気のまま進むんだろうな」という覚悟を持って観る作品だと思いました。
最後にスカッとさせてほしい気持ちも正直ありますが、簡単に救いを与えない作風だからこそ、逆にリアルさが際立っています。

特に印象的なのは、他の刑事ドラマではあまり描かれない刑事たちの心情。
事件を解決しても終わらない後悔・怒り・割り切れなさ・・・
それらが淡々と描かれているのが、この作品ならではの魅力だと思っています。

また、広報課に集められたメンバーそれぞれがジャンルの違う課から移動しているので「なぜここにいるのか?」という背景が、今後少しずつ語られていく余地も感じました。
その理由が明かされていけば、物語はさらに深みを増していきそうです。

一方で、上層部の人物たちはどこか鼻につく存在が多く、現場との温度差や組織の歪みもはっきりと描かれています。その構図がこのドラマの息苦しさと同時に強いリアリティを生んでいると感じました。

派手さはありませんが、静かに刺さる。
「刑事ドラマはもう出尽くした」と思っている人ほど、意外とハマる一本だと思います。

そして主要人物である今泉(福士蒼汰)と安藤(緒形直人)の過去がまた一つの縦軸として描かれていきそうでその点も物語に絡んでくることで更に面白くなりそうなドラマだなと感じました。

 

※日曜劇場「リブート」以外で気になってるドラマの1話は全部見た上でガツンと来る衝撃と次も見たいと思わせてくれるドラマがこのドラマでした。リアタイで脱落するまでは今回は、この作品と付き合いたいな~と思っています。

 

 

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【SPドラマ】グランメゾン東京 スペシャル ~落とし続けてからの逆転劇、全員が主役に見える~

グランメゾン東京 スペシャ


2024年12月29日放送

 

 

前半は徹底的に“落とす”展開

前半から中盤にかけては、とにかく苦しい展開が続きます。
1時間以上、これでもかというほど状況は悪化し、「本当にここから立て直せるのか?」と不安になるレベルでした。

ただ、この落とし方こそが後半への見事な伏線になっており、終盤に向けて一気にスカッとさせてくれる構成はさすがです。
我慢した分だけ、カタルシスもしっかり用意されています。

 

 

木村拓哉が“一歩引く”からこそ活きる群像劇

連続ドラマ時代から一貫しているが、本作の木村拓哉はあくまで一歩引いた立ち位置にいるからこそ、登場人物一人ひとりが活かされ、チーム全体が主役として成立していると思います。

スペシャルドラマの新キャラクターも印象的です。
窪田正孝は敵対するシェフ・湯浅として、昔は同じレストランで働いていた祥平(玉森裕太)の先輩という立ち位置も含めて存在感を発揮しています。
また、北村一輝演じる明石も、資本提携という立場からグランメゾン東京という物語に緊張感を与えています。

GAKUのシェフ・丹後(尾上菊之助)は、今回もやはり人格者で、対立構造の中でも一段上の格を感じさせる存在でした。

 

 

 

総評

飲食店が直面したコロナ時代の厳しさを、エンタメとして昇華しながらも、現実と地続きの物語として描いている点も好印象。
ただの続編ではなく、「今」をきちんと物語に取り込んでいます。

スペシャルドラマとして非常に完成度が高く、
グランメゾン東京という作品の強さを再確認できる一本だったと思います。

すでに地上波では『グランメゾン・パリ』が放送されていますが、
未視聴なので、今月配信予定のAmazon Prime Videoでじっくり観たいと思っています。なお、本SPはHuluで鑑賞しました。

 

関連作品・記事

●「グランメゾン東京」(2019年)

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風間公親-教場-0」(2023年)

木村拓哉繋がりで。教場の木村拓哉はまた一風変わった存在感を放ってます。

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●「東京喰種-トーキョーグール-」(2017年)

窪田正孝と言ったらこれを見て欲しい!

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【ドラマ】緊急取調室シーズン1 第7〜9話(最終話)~真壁の縦軸が収束する終盤、今更ながら追って視聴中~

緊急取調室season1

2014年1月9日~3月13日放送

 

最近、緊急取調室のドラマ、season5に入り始めて観賞しました。「ドクターX」とこのドラマだけは食わず嫌いで観てなかったのですが・・・たまたま見たら密室の中の心理戦と取調べを受ける人間の背景にあるドラマ。奥深くて面白かったです。season5途中から観てしまうのも違うかな~と思って、season1から観てみる事にしました。

Amazon prime videoでも今の所は配信されています。良かった!

 

season1も終盤に突入し、第7〜9話ではこれまで断片的に描かれてきた“縦軸”が一気に前面へ出てきます。真壁の夫の事件、そして警察内部へとつながる真実。ここでは最終章3話をまとめて振ります。

 

あらすじ

警視庁に新設された「緊急事案対応取調班」、通称“キントリ”。重大事件の容疑者を短時間で取り調べ、真実を引き出すことが任務の精鋭チームです。SIT(特殊犯捜査班)から異動してきた真壁有希子(天海祐希)が、個性派揃いの取調官たちとぶつかり合いながらも事件に挑んでいく姿を描きます。

第7話~第9話(最終話)では、死刑判決を受けたジャーナリストの再取調べをきっかけに過去の事件に直面、第8話では、真壁自身に殺人の重要参考人となってしまい彼女が取調べを受ける側に回るという異例の展開へ。そして最終話では、真壁が追い続けてきた事件の真相が明らかになり、シーズン1はひとつの区切りを迎えます。

 

第7話「真実を告げる男」:言葉のプロとの心理戦

第7話の相手は、3人を殺害したとして死刑判決を受けたジャーナリスト・真田。言葉を武器に生きてきた人物だけに取り調べは一筋縄ではいかない。なぜ供述に嘘が混じっていたのか?その理由を探る過程で、意外な事実が判明していきます。

この回は、最終章への“序章”としての役割が強く、真壁の夫の事件にも静かに触れていきます。多くのエピソード同様、結末の根底には「家族」や「大切な人のため」というテーマが流れていて、キントリらしい余韻を残してくれます。

 

 

第8話「逃げる女」:縦軸が一気に動き出す

第8話では、真田の残した手帳を巡って物語が大きく動きます。真壁は重要参考人として取調室に入ることになり、これまでとは立場が逆転する構図になります。主人公が取り調べられる側に回るという展開は、終盤ならではの緊張感を生み出す。

この辺りから、キントリメンバーの結束がはっきりと感じられるようになってきました。シーズン序盤のぎこちなさは薄れ、真壁を中心にチームとして支え合う姿が印象的だでした。物語の縦軸と人間関係の変化が同時に進行する、非常に重要な回と言えると思います。

 

 

第9話「マル裸の女」:静かな決着

最終話では、真壁が手帳を手に、警察内部の人物たちへと踏み込んでいきます。事件は次第に内部の問題へと広がり、決して単純な勧善懲悪では終わりません。だからこそ、観る側の感情も複雑になりました。

それでもseason1は、過度に暗く沈み込むことなく、前を向いた形で幕を下ろします。最後に取調べをされた郷原草刈正雄)の言葉や立場にも一定の理解ができ、明確な“巨悪”として描かれていない点が、現実味と余韻を残す締めくくりとなっています。

 

 

3話を通しての見どころ

この3話を通して、真壁が追い続けてきた事件の縦軸がしっかりと描かれていました。密室の取調べという限定された空間でありながら、怒り、悲しみ、迷いといった様々な感情が浮かび上がる構成は、本作ならではの魅力だったと思います。

シーズン全体を通して、1話完結型でありながら縦軸と横軸が丁寧に積み重ねられており、どこから観ても楽しめる作りになっている点も評価したいです。

 

 

まとめ

season1終盤の第7〜9話は、物語としても感情面としても非常に濃密なパートだったと思います。密室での心理戦を軸にしながら、人間ドラマとしても見応え十分。

season2以降ではさらに豪華なゲストが登場することを考えると、ここから先への期待も自然と高まります。改めて、完成度の高いseason1だったと感じました。

でも、この頃はseason2の構成は特になかったんだと思います。だからこそ後腐れ無いこのような作品が出来上がったのだと思います。

 

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【映画】リバー、流れないでよ ~2分間にすべてを詰め込んだ、疾走感あふれる和製SFコメディ~

リバー、流れないでよ

2023年6月23日劇場公開

 

 

 

あらすじ

京都・貴船にある老舗旅館「ふじや」。

その穏やかな時間は、ある瞬間から“2分間”で強制的に巻き戻されるようになる。

何度も同じ2分を繰り返す中で、旅館の従業員や客たちは少しずつ異変に気づき、この不可解な現象にどう向き合うべきかを模索し始める。

 

 

圧倒的テンポとスピード感

元々上映時間が短い作品ではあるが、それ以上に体感時間がとにかく早いです。2分経つと強制的に元の場所へ戻されるため、登場人物たちは常に全力疾走。観ているこちらも、そのスピード感に否応なく巻き込まれていきます。

最初は混乱していた旅館の従業員や客たちが、ループを繰り返すうちに「いかに2分間を効率よく使うか」へと意識を切り替えていく様子が実にコミカルで楽しいです。

 

 

和の風情×SF設定の妙

舞台となる旅館「ふじや」の風情ある佇まいが、SF的なタイムループ設定と不思議なほど相性がいいです。

雪に包まれた貴船の静謐な空気感が、ドタバタとした展開の良いアクセントになっており、コメディでありながら映像美もしっかりと楽しめる作品になっています。

 

 

緻密すぎる“ワンカット風”演出

本作の凄さを語る上で欠かせないのが、ループごとに展開される「2分間の長回し」に近いワンカット風演出も一つかなと思います。

タイミング、動線、台詞、すべてが計算され尽くしており、役者同士の息が合っていなければ成立しない演出であることがよく分かります。

大きな事件が起こるわけではないのに、なぜか目が離せないのは、この緻密さがあるからだと思います。

 

 

総評

「2分」という極端に短い時間の中に、人間の可笑しさや愛おしさがぎゅっと詰め込まれた作品。

もしこれから観るのであれば、深く考え込まず、そのテンポと流れに身を任せるのが一番の楽しみ方だと思います。軽快で、実験的で、それでいてちゃんと心に残り、タイムループ映画の中でも、かなり完成度の高い一本だと思いました。

 

そして現在視聴中でもある「アナザヘヴンeclipse」でヒロインポジションの本上まなみも旅館の女将と言う立ち位置で出演していて、最近はあまり見ない女優さんなので嬉しくなりました。

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私的関連作品(タイムループ系)

●「ハッピー・デス・デイ」(2017年)

ホラーコメディだが、同じ日に殺され繰り返す主人公。どう攻略するか?を堪能できる

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●「ペナルティループ(2024年)

恋人の復讐の為に何度も同じ日を繰り返す。後半は対象者と不思議な友情が芽生える展開に・・・

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●「MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない」(2023年)

イムループ作品で、こちらは1週間のタイムループを題材にしている

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【映画】MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない ~チームで挑む優しいタイムループコメディ~

MONDAYS/このタイムループ、上司に気づかせないと終わらない

 

2022年10月14日劇場公開

 

 

 

あらすじ

とある会社で働く社員たちは、なぜか毎週月曜日を繰り返していることに気づく。
一人一人とこの事態に気付いていくが一人だけ気付いていない人物が居た——上司である。このループを終わらせるには、上司に“月曜日が繰り返されている”ことを気づかせ呪いのブレスレットを破壊するしかないのだ。
社員たちは協力し合い、少しずつ作戦を立てながら、終わらない月曜日からの脱出を目指していく。

 

 

キャストとチーム感の魅力

知っている俳優はマキタスポーツくらいだったが、キャストの物足りなさを感じることはなく、全体として非常に楽しめました。

本作の面白さは、「この人だから、この人を説得できる」という役割分担がしっかり機能している点にあります。
一人ずつタイムループに気づかせていく展開も無理がなく、チームが少しずつ一丸になっていく過程が丁寧に描かれていました。

 

 

繰り返すからこその面白さ

何度も同じ一日を繰り返すことで、仕事の効率が上がったり、行動が洗練されていく描写も楽しく、コメディ寄りの作風なので、変に構えず安心して観られるのも好印象でした。

重いテーマになりがちなタイムループものを、ここまで軽やかにそして前向きに描いた作品は意外と貴重かもしれないです。

正直、序盤は「少し合わないかも?」という印象もあった。
ただ、物語が進むにつれて自然と引き込まれ、気づけばあっという間に見終わっていた。上映時間は82分と短めだが、そのコンパクトさが逆に心地よく、テンポの良さに繋がっている。

 

総評

派手さはないが、観終わった後に「楽しかった」と素直に思える一本です。
短い尺と優しいコメディ感、チームものとしての完成度がうまく噛み合っていました。
気軽に観られるタイムループ映画を探している人には、かなりおすすめできる作品だと思います。

 

私的関連作品

●「ハッピー・デス・デイ」(2017年)

ホラーコメディだが、同じ日に殺され繰り返す主人公。どう攻略するか?を堪能できる

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●「ペナルティループ(2024年)

恋人の復讐の為に何度も同じ日を繰り返す。後半は対象者と不思議な友情が芽生える展開に・・・

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●「リバー、流れないでよ」(2023年)

イムループ作品で、MONDAYSの関連作品として必ず出てくる

 

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【映画】闇金ドッグスX 後編 ~新シリーズらしさが見えないまま終わってしまった~

闇金ドッグスX 後編

2024年8月10日配信開始

 

 

前編の延長線上にある、想定通りの展開

正直な感想としては、「前編の流れ通りに終わったな」という印象が強い。
良くも悪くも予想を裏切らない、ありきたりな結末で、この作品でなければならない理由が最後まで見えてきませんでした。

これまでの『闇金ドッグス』シリーズは、後味の悪さやリアルな不快感が作品の持ち味だったように感じます。
しかし今回は、その“嫌な余韻”すら残らず
観終わった後に残ったのは、ほぼ「無」に近い感覚でした。

 

 

主人公・真田のキャラクターが活かしきれない

真田は「元傭兵で最強の闇金」という設定を持つキャラクターだが、
その強さが最後まで十分に描かれたとは言い難い気がします。
もしこの設定を活かすなら、もっと格闘や肉体的な強さを前面に押し出しても良かったのではないかと思いました。

そうすれば、キャラクターとしての魅力も立ち、シリーズの中でも異色の主人公として印象に残った可能性があると思います。
設定はあるのに、それを“見せ場”として昇華できなかったのが惜しいです。

 

 

闇金ドッグスとしての物足りなさ

今回の債務者と物語の流れを見ていると、
「この内容なら、前作までの闇金ドッグスコンビでも面白くならないのでは?」
と感じてしまう部分もありました。

新章としての必然性や、主演交代による新鮮さが最後まで弱かったこともあり、
シリーズファンにとっては物足りなさが残る後編だったと思います。

 

 

総評:印象に残らないことが最大の欠点

厳しい言い方になるが、感想があまり出てこないという点こそが、この作品の評価を象徴しています。
嫌悪感も衝撃もなく、ただ淡々と終わってしまいます。

闇金ドッグスというシリーズに求めていた
“ガツンとくる一撃”が最後まで感じられませんでした。
新章として仕切り直すのであれば、もっと振り切った方向性が必要だったのではないかと感じる後編でした。

 

 

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