Nessのテレビ・映画レポート

映画とドラマがとにかく好きで、 メジャー作からB級映画、未公開作品まで幅広く観ています。 はてなブログ **「Nessのテレビ・映画レポート」**では、 ・作品の良かった点 ・物足りなかった点 ・なぜそう感じたのか を中心に、正直な感想を書いています。 更新は不定期ですが、 主に日曜日・木曜日の21時頃にアップすることが多いです。 評価が低い作品や続編モノ、 「前作と比べてどうだったのか?」 そんな視点で語る記事も多めです。 同じ作品を観た人、 これから観ようか迷っている人の 参考になれば嬉しいで

【ドラマ】東京P.D.警視庁広報2係 第7話・第8話 ~都議会議員の汚さに絶句…今泉が迫られた「究極の選択」とは?~

東京P.D. 警視庁広報2係

 

2026年1月13日 スタート

 

第7話・第8話

2026年3月10日・17日放送

 

 

都議会議員の「リアルな汚さ」が突き刺さる

第7話・第8話、都庁に2課が切り込むシーンから物語は動きます。談合容疑。表向きは行政担当の責任に見せかけて、その実、金はさらに上の都議会議員へと流れている……。

このドラマに登場する政治家の描き方、本当に「イライラ」させられます。でも、その「汚さ」が妙にリアルなんです。「これが現実の縮図なの?」と思わせる脚本の力に、観ているこちらまで手のひらで転がされているような感覚に陥ります。特に永田町の大物が絡んできた瞬間に、現場の熱意を無視して捜査の雲行きが怪しくなる展開は、現代社会のパワーバランスの不条理を見せつけられた気がしました。

 

仙北谷の「男の覚悟」に震えた!

今回、一番胸を打たれたのは、2課の仙北谷(味方良介)の姿でした。 これまでどこかクールに立ち回っていた彼が、捜査打ち切りの危機を前に、同期である今泉(福士蒼汰)に情報のリークを頼むシーン。

「自分のキャリアを捨ててでも、正義を貫く」

仙北谷が見せたあの覚悟の決まった表情、最高にかっこよかったです。味方良介は舞台でも圧倒的な存在感を放つ俳優ですが、この『東京P.D.』という作品を通じて、一気にドラマ露出も増えるのではないかな?という印象です。組織の壁にぶつかりながらも牙を剥く彼の熱さは、このドラマの良心そのものでした。

 

芸能界の不祥事は「目くらまし」?

劇中で描かれた「政治絡みの事件は、芸能人の不祥事で上書きして隠す」という噂。ネットでもよく囁かれる話ですが、ドラマでここまでハッキリと描かれるとは・・・

広報2係という「情報を扱う部署」が舞台だからこそ、情報の裏側で誰が糸を引いているのか、誰が本当の味方なのかが分からない。緒形直人演じる安藤の、深く事件には関わらないのに「一言で人の心を動かす」絶妙な立ち回りが、この混沌とした状況の中で唯一の救いに感じられました。安藤のような人物が警察内部にいることが、今泉にとってどれほどの救いか計り知れません。

 

今泉が直面した「正義の天秤」

そして、主人公・今泉の葛藤です。 仙北谷からの命懸けのリーク依頼に対し、彼は上層部からの圧力に迷います。「正義」を取るのか?それとも「自分の身」を守るのか?

観ている側としては「迷わず正義に突き進んでくれ!」と願ってしまいますが、実際に組織の巨大な圧力を目の当たりにすれば、誰だって足がすくむはず。福士蒼汰さんの、あの揺れ動く瞳の演技が、今泉という男が抱える重圧を物語っていました。彼が最終的にどんな答えを出すのか、それはこの物語の、今泉の今後を左右する正義そのものだと思いました。

 

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【ドラマ】サイコメトラーEIJI 第8話 ~白昼堂々の事件の真相は?顔のない殺人者。ゲストは小橋賢児!~

サイコメトラーEIJI

サイコメトラーEIJI | Hulu(フールー)

1997年1月11日~3月15日放送

 

 

あらすじ

白昼の中殺人事件が発生、人混みの中で殺されているにも関わらず目撃者はゼロ・・・一体姿なき殺人者とは誰なのか?そして、この事件に映児(松岡昌宏)の妹恵美(松本恵)も巻き込まれてしまう。

 

ゲスト

この回のゲストは小橋賢児。 今の若い世代の方にとっては「東京パラリンピック閉会式の総合演出」や「注目のクリエイティブディレクター」としてのイメージが強い?もしくはご存じないかもしれませんが、当時の彼はまさにトップアイドルのような輝きを放つ俳優でした。

本作で見せるその繊細な佇まいは、今の彼のクリエイティブな活動の原点にある「人を惹きつける力」を感じさせます。俳優を引退された今だからこそ、彼の若き日の熱演を観られるのは貴重です。

 

感想

実はこの第8話、原作にはないオリジナルストーリー。 白昼堂々、人混みの中で殺人が起きているのに目撃者がゼロという、不気味かつ大胆な設定で物語は幕を開けます。

中学生だった当時は「怖すぎる!」と震えていましたが、今の視点で見ると「いやいや、さすがに誰か見てるでしょ!」とか「警察の包囲網、緩くない?」なんてツッコミを入れたくなる部分も正直あります(笑)。

しかし、その「荒削りさ」こそがCGに頼り切らない当時のドラマの熱量であり、今の整いすぎたドラマにはない「味」なんです。

 

物語は、映児の妹・恵美が事件に巻き込まれることで急展開を迎えます。 ここで最高にカッコよかったのが、恵美に想いを寄せる裕介(小原裕貴)です!

普段は少し頼りない印象もある彼が、愛する人を守るために見せる「男の意地」。そしてあの真っ直ぐな瞳。今回、エイジのサイコメトリー以上に胸を熱くさせたのは間違いなく彼の勇姿でした。

 

キャラクターたちの関係性の変化も見逃せません。 初期はギスギスしていた志摩(大塚寧々)と羽根山警部(矢澤俊矢)ですが、この8話あたりではかなり打ち解けたコンビネーションを見せています。

そして特筆すべきは、沢木晃(田辺誠一)の存在感です。 事件解決のために静かに助言を与えるその姿は、さながら『羊たちの沈黙』のレクター博士。後に現実の世界で夫婦となる田辺誠一と大塚寧々が、この緊迫した空気感の中で「刑事」と「囚人」として言葉を交わしている……。

この事実を知って観るだけでも、ファンとしてはお腹いっぱいになります。

 

 

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【ドラマ】サイコメトラーEIJI 第6話・第7話 ~狙われたアイドルとストーカーの恐怖~

サイコメトラーEIJI

サイコメトラーEIJI | Hulu(フールー)

1997年1月11日~3月15日放送

 

 

あらすじ

新人アイドルグループ「スクエア・ドール」のメンバーが、ストーカー被害に悩まされていた。彼女たちはまだ売り出し中の駆け出しアイドルで、映児(松岡昌宏)の中学時代の同級生だった。

そんな中、メンバーの一人が謎の死を遂げる事件が発生。さらにその後もグループのメンバーが次々と命を狙われる事態に。映児はサイコメトリー能力を使いながら事件の真相に迫ってくが、犯人像はなかなか掴めず…

果たしてスクエア・ドールを狙う犯人の正体とは何なのか。そして事件の裏に隠された真実とは?

 

 

感想

今回のエピソードは、ストーカー被害をテーマにした物語でした。特に印象的だったのは、「何か事件が起きないと動いてもらえない」という現実的な問題です。

ストーカーという存在は多くの女性にとって恐怖の対象でありながら、被害が表面化するまで対応が難しいケースも多いという社会問題を、ドラマの中でしっかり描いていたように感じました。

今回は映児の過去にも触れられる内容になっており、彼の人物像が少し掘り下げられていた点も印象的でした。事件の被害者と過去に関係があったことで、映児自身の感情もより強く物語に絡んできます。

シリーズの中でも、主人公の背景が見えてくる重要なエピソードの一つだったのではないでしょうか。

物語としては、犯人を巡るミスリードが多く、誰が犯人なのか分からない展開が続きます。視聴者としても疑いの目を向ける人物が次々に変わり、サスペンスとしての面白さがしっかり保たれていました。

もう一つ印象的だったのが、前エピソードで登場した沢木晃(田辺誠一)の存在です。彼はまるで事件を外側から観察する存在のように、犯人像を分析しながら核心に迫っていきます。

その姿は、どこか映画『羊たちの沈黙』のレクター博士を思わせるような不気味さと知性を感じさせ、シリーズ全体に独特の緊張感を与えていました。

そしてこの話のゲストに佐藤仁美もアイドルの一人、赤城リエ役で登場します。現在も綺麗ではあるが、昔は可愛く綺麗な女優としての彼女も堪能できます。

 

総括

ストーカー問題という現実的なテーマと、サスペンスとしてのミスリードがうまく組み合わさったエピソードでした。映児の過去にも触れながら物語が進むことで、シリーズの人物ドラマとしての深みも増しています。チョイグロな感じ、堤監督ワールドを繰り広げてくれています。

沢木晃という異質な存在も含め、『サイコメトラーEIJI』らしいダークな空気が色濃く感じられる回だったと思います。

 

 

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【ドラマ】東京P.D.警視庁広報2係 第6話 ~SNS時代の恐ろしさを描いた社会派エピソード~

東京P.D. 警視庁広報2係

 

2026年1月13日 スタート

 

第6話

2026年3月3日放送

 

あらすじ

街中で通り魔事件が発生し、警察は容疑者の特定に向けて捜査を進めていた最中だった。しかし、まだ犯人が確定していない段階にもかかわらず、SNS上では「犯人ではないか」と疑われる人物の名前が拡散されてしまう。

瞬く間に広がる情報によって、容疑者とされる人物の家族はメディアや世間の視線に追い込まれ、平穏な生活を奪われていく。警察広報として対応に追われる今泉は、捜査と収拾不能なSNS投稿の狭間で悩まされる事に・・・

 

 

感想

今回特に印象に残ったのは、SNSによる情報拡散の怖さでした。匿名の正義感によって発信された情報が瞬く間に広まり、まだ事実が確定していない段階で人の人生を大きく傷つけてしまう可能性があるという現実が、非常にリアルに描かれていたと思います。

「正義感からの拡散」であっても、それが無実の人間を追い詰める結果になるかもしれない。現代社会ならではの問題を鋭く突いたエピソードでした。

 

今回の事件解決には、今泉の行動が大きく関わっていました。容疑者とされる人物の家族を守ろうとする広報としての判断が、結果的に事件の真相へと繋がっていく展開は非常に印象的です。

通常の刑事ドラマでは捜査一課が中心となりますが、本作は広報という立場から事件を見ることで、また違った角度から警察の仕事を描いている点が新鮮で面白いところです。

 

捜査一課の巨椋の存在も、回を重ねるごとに味わい深くなっています。今泉との間に生まれる、どこか距離感のあるバディのような関係も見どころの一つです。

このドラマでは捜査一課がしっかりと“正義の側”として描かれている点も印象的でした。刑事ドラマでは内部の裏切りなどが描かれることも多いですが、本作では組織としての信頼感が強く表現されているように感じます。

 

総括

SNS時代の危うさと、広報という立場の難しさを同時に描いた非常に見応えのある回でした。通り魔事件という緊張感のある展開の中にも伏線が丁寧に散りばめられており、1話完結ながらも満足度の高い内容だったと思います。

社会的テーマと刑事ドラマの面白さをうまく融合させた、本作らしい濃厚なエピソードでした。

 

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【映画】フェイス/オフ ~入れ替わりが生む狂気とカタルシス

フェイス/オフ

1998年2月28日日本公開

 

あらすじ

FBI捜査官ショーン・アーチャー(ジョン・トラボルタ)は、自分の息子を殺したテロリスト、キャスター・トロイとの激しい攻防の末、追い詰めトロイを昏睡状態とする。しかし、彼が仕掛けた細菌爆弾の在りかは分からないままであった・・・爆破を阻止するため、アーチャーは極秘の外科手術によってトロイと“顔”を入れ替え、本人になりすまして弟のいる刑務所に行き場所を聞き出すと言う前代未聞の作戦に挑みます。

ところが、意識を取り戻したトロイが逆にアーチャーの顔を奪い彼の人生そのものを乗っ取る。一方、家族も職場も失い、トロイとして追われる立場となったアーチャー。そんな中トロイは捜査官として振る舞いながら権力を手にしていきます。

正義と悪が文字通り“入れ替わった”状況の中、本物のアーチャーは自らの名誉と家族を取り戻すため、壮絶な戦いに身を投じる。

 

感想

90年代アクションの中でも強烈な存在感を放つのが『フェイス/オフ』です。顔を入れ替えるという大胆な設定だけでも衝撃的ですが、本作の真価は二人の主演俳優の演技力にあると感じました。

まず印象的なのは、ニコラス・ケイジの悪役ぶりです。彼の悪役はあまり見ないですが狂気とカリスマ性を同時にまとい、登場シーンからただならぬ存在感を放っていました。暴力的でありながらどこか芝居がかった妖しさがあり、恐怖と魅力が同居しているキャラクターでした。

そして物語の中盤、顔が入れ替わった後の展開。ここからが本作の真骨頂です。ニコラス・ケイジとジョン・トラボルタが“相手を演じる”構図となり、まるで一人二役のような芝居合戦が繰り広げられます。顔つきや目の動き、仕草までもが変化し、本当に人格が入れ替わったかのように見えるのは圧巻でした。

どちらも悪役が似合う俳優ですが、同時に正義側を演じても成立してしまう力量がありました。だからこそ、この設定が破綻せず、むしろ作品の魅力として昇華されているのだと思います。

物語序盤は主人公に容赦なく絶望が襲いかかり、重たい空気が漂います。しかしそこからの逆転劇は見応え十分。テンポも非常に良く、2時間を超える上映時間があっという間に感じられました。

ジョン・トラボルタの安定感も素晴らしいのですが、今回に限ってはニコラス・ケイジの怪演が一歩抜きん出ている印象です。スクリーンを支配するエネルギーが凄まじく、作品全体を牽引しているように感じました。

 

総括

ラストは後腐れなくスッキリと締めくくられ、観終わった後の爽快感も大きい一本です。90年代アクションの勢いとスター俳優の熱量を存分に味わえる、まさに代表作と言えると思います。

 

私的関連作品

● コンエアー(1997)
ニコラス・ケイジ主演。彼の魅力が全開のアクション。

 

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● パルプ・フィクション(1994)
ジョン・トラボルタと言えばこの映画が頭によぎります。

 

 

●ザ・スイッチ(2020年)
入れ替わる映画と聞くと、女子高生と殺人犯の入れ替わりのこの映画を思い出します。

 

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【ドラマ】東京P.D.警視庁広報2係 第5話 ~報道協定と誘拐事件。人命優先の決断が突きつける現実~

東京P.D. 警視庁広報2係

 

2026年1月13日 スタート

 

第5話

2026年2月24日放送

 

あらすじ

誘拐事件が発生し、警視庁は記者クラブとの間で「報道協定」を締結。報道を一定期間控える代わりに、警察は捜査情報を共有するという取り決めです。

しかし警察側は核心情報をなかなか開示せず、記者たちは次第に不信感を募らせていく。一方、捜査一課と二課はそれぞれ別の線を追っており、どちらを優先するかによって人命の行方が左右されかねない緊迫した状況に・・・広報担当の今泉は、警察と報道の板挟みの中で判断を迫られることに。

 

 

報道協定というリアルなテーマ

今回は「報道協定」という、普段視聴者が意識することの少ないテーマが中心に据えられていました。メディア報道を抑えることで捜査を優先するという考え方と、報道の自由や知る権利との衝突が丁寧に描かれており、社会派ドラマとしての深みを改めて感じさせます。

情報を開示しない警察への苛立ちと、情報を求める記者側の焦燥。その対立構図は単純な善悪では割り切れず、本作らしい現実的な重さを感じました。

 

 

一課と二課の「どちらかを選べば、どちらかを失う」緊張

捜査一課と二課がそれぞれ別々の事件を追い、「どちらを優先するかで結果が変わる」という極めてシビアな状況を生み出していました。人命を前にした判断の重さが伝わり、1話完結ながら強い緊張感が持続します。

当初は単話構成に物足りなさを感じるかもしれないと思っていましたが、実際には内容の密度が高く、十分な満足感を得られるエピソードに感じました。

 

 

広報として成長し始めた今泉

今回特に印象的だったのは、今泉の変化です。広報ならではの発想によって導かれる解決策には説得力があり、彼が少しずつ広報という役割を自分のものにしている様子が感じられました。

当初は視聴者に近い立場で葛藤していた人物が、組織の中で現実的な判断を下せるようになってきていてその成長過程が自然に描かれている点も本作の魅力だと思います。

 

 

総括

報道協定という社会的テーマと誘拐事件のサスペンスが融合した、非常に見応えのある回でした。警察と報道の関係性、人命優先の判断の重さ、そして今泉の成長が一話の中に濃厚に凝縮されており、単話完結ながら濃厚なドラマ性を堪能できました。

本作は回を重ねるごとにテーマの深度が増しており、やはり骨太な社会派ドラマとしての魅力を強く感じさせてくれます。

 

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【ドラマ】サイコメトラーEIJI 第3話・第4話 ~夫婦になる前の大塚寧々と田辺誠一の共演~

サイコメトラーEIJI

サイコメトラーEIJI | Hulu(フールー)

1997年1月11日~3月15日放送

 

 

あらすじ

刑事・志摩(大塚寧々)の大学時代の恩師である教授が、爆弾事件に巻き込まれて命を落とす。志摩は事件の背景に自身の大学時代の人間関係が関わっていると直感し犯人はかつての同級生グループではないかと疑い、映児(松岡昌宏)のサイコメトリー能力を使って真相に迫ろうとする。

浮かび上がるのは「時計仕掛けのリンゴ」と名乗る犯行グループの存在。彼らの正体と目的、そして志摩の過去に隠された因縁とは?映児と志摩は、連続爆破事件の阻止に挑むことに・・・

 

 

感想

今回は志摩の大学時代に焦点が当たる回で、彼女の過去や人間関係が描かれる点が印象的でした。刑事としての強さの裏にある背景が見え、キャラクターへの理解が少し深まる構成になっています。

ゲストに田辺誠一が出演しているのも印象的で、志摩役の大塚寧々と現実では現在夫婦であることを思うと、視聴者としては少し特別な感慨もありました。本作が二人の結ばれた縁の一つになった作品なのだろうと感じられる点も興味深いところです。

 

登場人物の顔ぶれを見る段階で、ある程度犯人像が予測できてしまう点は少し惜しく感じました。もう少し全員に怪しさが漂っていれば、サスペンスとしての緊張感はさらに高まったように思います。

とはいえ事件自体は爆弾を扱う内容だけに、描写にはなかなかエグみもあり、堤幸彦監督らしいダークさはしっかり健在でした。

 

映司と章吉と裕介のトリオは今回も自然体で、軽口を叩き合ういつもの空気感が安心感を生みます。その分、事件の核心に触れて3人が真剣な表情になる場面では、物語全体がピリッと引き締まるのが印象的でした。

コミカルさとシリアスさの切り替えが、このドラマらしい魅力として改めて感じられる回でもありました。

 

 

総括

志摩の過去に迫る人物ドラマと爆弾事件というサスペンスが組み合わさったエピソードでした。犯人像の読みやすさという弱点はあるものの、キャラクターの関係性や背景が描かれることでシリーズの厚みは確実に増しています。

映司と章吉と裕介の軽妙な空気感と、事件の重さとのバランスも良く、本作らしさをしっかり味わえる回だったと思います。

 

 

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【映画】おしゃれキャット ~猫の日に観たいディズニー名作!マリーだけじゃない家族の冒険物語~

おしゃれキャット

1972年3月11日日本公開

 

 

 

あらすじ

パリの裕福な老婦人に大切に飼われている気品ある母猫ダッチェスと、三匹の子猫マリー・ベルリオーズ・トゥルーズ。彼女たちは何不自由ない優雅な生活を送っていました。ところが、老婦人の莫大な遺産が猫たちに相続されると知った執事エドガーは、財産を独り占めしようと企み、ダッチェス親子をパリ郊外へ捨てる。

そんな彼女たちの前に現れたのが、自由気ままに生きる野良猫オマリー。オマリーは事情を知り、ダッチェス親子をパリの屋敷へ送り届ける旅に同行することを決意。道中、個性的な動物たちとの出会いや危険な出来事を乗り越えながら、次第に絆を深めていく猫たち。そして彼らの行く手には、再びエドガーの魔の手が迫る事に・・・果たしてダッチェス親子は無事に家へ帰り着くことができるのか?。

 

感想

ディズニー映画『おしゃれキャット』といえば、白い子猫マリーを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?私自身も長年そう思っておりましたが、本作を改めて鑑賞すると、マリーは三匹の子猫兄妹のうちの一匹であり、物語の中心は母猫ダッチェスと野良猫オマリーの冒険であることに気付かされました。

本作の魅力の一つは、猫とねずみという本来は天敵の関係である動物たちが、仲良く助け合う姿にあります。子どもの頃から刷り込まれてきた「猫とねずみは敵同士」というイメージとは異なり、本作では種族を越えた友情が描かれており、観ていて自然と頬が緩んでしまう温かさがあります。なので、ねずみのロクフォールも見ていて結構いい味出してます!

また、ただ可愛い猫たちの日常を描くだけでなく、人間のヴィランであるエドガーがしっかりと物語の軸として存在している点も印象的でした。猫VS人間という構図をコミカルに描きながらも、適度な緊張感が物語にメリハリを与えており、子どもと一緒に鑑賞しても安心して楽しめるバランスの良さが感じられます。

母猫ダッチェスの気品ある優しさ、自由奔放で頼もしいオマリー、そして個性豊かな三匹の子猫たち。それぞれのキャラクターの魅力が絡み合いながら進む冒険は、可愛らしさとドキドキ感が同居した心地よい体験でした。

 

総括

改めて鑑賞してみると、『おしゃれキャット』は単なる「可愛い猫の映画」ではなく、家族の絆や帰る場所の大切さを優しく描いたディズニーらしい温もりに満ちた作品だと感じます。猫の日に家族で楽しむ一本としても、非常に相性の良い作品ではないでしょうか。

 

 

※今回は本日が2月22日と言う事で「猫の日」なので、このおしゃれキャットを鑑賞してみようかなと思いました。普段はふんわりとしたような映画等はあまり見ないのですが、たまにはこんな映画もいいな~と感じました。

また何か記念日と重なる映画がありそうなら、鑑賞してみようと思います。

 

 

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【ドラマ】サイコメトラーEIJI 第1話・第2話 〜90年代ドラマの衝撃、今は見れない描写が多数〜

サイコメトラーEIJI

サイコメトラーEIJI | Hulu(フールー)

1997年1月11日~3月15日放送

 

 

1997年1月11日から放送されたドラマ版『サイコメトラーEIJI』。その第1・2話「殺人鬼メビウス」は、猟奇的連続殺人事件に挑む物語の序章として、シリーズの世界観と主要人物の関係性を印象的に提示しているエピソードでした。

主人公・明日真映司(松岡昌宏)は、触れた物や場所から過去の記憶を読み取る“サイコメトリー”能力を持つ青年。本作では、親友の田宮章吉(井ノ原快彦)、葛西裕介(小原裕貴)とのトリオ、そして刑事・志摩亮子(大塚寧々)との出会いから物語が動き出します。まだ関係性は浅く、互いに探り合うような距離感があり、シリーズの始まりらしい初々しさが感じられました。

事件は猟奇性の高い連続殺人。人体を装飾する残虐な手口や現場の異様な雰囲気など、映像表現はかなり踏み込んだ印象です。監督が堤幸彦であることもあり、同時期の『金田一少年の事件簿』を思わせるグロテスクさと不気味さが前面に出ていました。90年代深夜ドラマならではの攻めた空気感が色濃く、現在ではなかなか見られないテイストでもあります。

ただし今回の犯人像は、まだ序盤ということもあり深掘りは控えめでした。犯行動機や心理よりも「メビウス」という存在の異常性や恐怖を提示する役割が強く、あくまでシリーズ導入としての位置付けが感じられます。むしろ重要なのは、映司が能力と向き合いながら事件に関わっていく流れであり、今後の展開への期待を高める構成でした。

また、原作漫画に比べるとキャラクターの印象はやや柔らかく、親しみやすい人物像になっているように感じました。映司の不良的な荒さよりも、人懐っこさや情の部分が強調されていて、ドラマとしての入りやすさが意識されているようでした。

ゲストには田口浩正、長江英和らが出演し、さらに犯人幼少期回想には栗山千明も登場していました。後に大きく活躍する俳優の姿を確認できるのも、90年代ドラマを振り返る楽しさのひとつです。

猟奇事件×超能力捜査という独特の世界観、そして堤演出によるダークな映像トーン。『サイコメトラーEIJI』は、90年代深夜ドラマの魅力が凝縮された作品であることを改めて感じさせてくれるスタートでした。今後にも期待を持ちたいと思います。

 

 

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