公開日 2011年11月5日
あらすじ
また地下に落ちてしまったカイジ…班長大槻(松尾スズキ)との勝負に勝ちE班全員の借金を返済するため外に出るカイジ(藤原竜也)。10万そこそこの金を2億に変えなければいけない。そこで出会ったのが、一条(伊勢谷友介)の経営する裏カジノで一玉4000円のパチンコ台と出合う。
感想
ファイナルステージに向けてカイジ1と2を続けて見ました。これも原作ベースで進んでいきます。
原作には無い、カイジと利根川(香川照之)のタッグが一番の見所ですね。前回では相対していた2人が今回は、同じ目標に向き走っていく姿は、原作にはありません!
前回のギャンブルで死んでしまった石田(光石研)の娘、裕美(吉高由里子)ちょっとブレブレかな…あまり共感持てなかったです…確か原作ではここまで出ることなかったはずです。
坂崎(生瀬勝久)は、そのまんまです。
一条のボス感がもう少し欲しかったかなと、前作の利根川に比べるとすぐ慌てる…くぐってきた修羅場の数が違うからですかね。でも物足りない・・・
原作だともう少し痛々しいシーンが多々ありますが、そのようなシーンがないのも見易い所だと思っています。
パチンコだけで2時間のストーリーを持たせるのは凄いと思います!これもまた命懸け!カイジ1の時の感想でも言いましたが、金の重みがホントに伝わって来ます!目頭が熱くなるシーンもありました。
演じている人はみんな鬼気迫る演技なので伝わりますね!パチンコを周りで見てる観客たちはちょっとリアリティないかな・・・
原作では、大槻VSカイジのチンチロ対決結構面白いんですけど、尺の都合上あんな扱いになってしまったのか・・・
ファイナルステージには、やっぱり香川照之・伊勢谷友介が出ないと完結にならないでしょう!
このカイジ2では、黒崎役は嶋田久作だったのですが、吉田鋼太郎より幹部雰囲気出てますよ。彼を打ち破って欲しかったです。
最後のボス忘れてました…(^_^;)この金貸しの帝愛グループには、兵藤和尊という会長がいました。彼こそ最後のボスでしょう。ファイナルステージにどう絡むのか。
色々と考えるとファイナルステージ全貌が全く見えませんが、このままでは映画カイジファンからすると不完全燃焼で終わってしまいそうな気がします。
まだまだ隠し玉公開していないなら早く公開してほしいですね!
登場ギャンブル
「姫と奴隷」…3つのボタンを押して1つが正解姫につながる、2つがアウト檻が開いてライオンの餌食に。答えを教えてくれるのは姫だが姫の言うことはホントか嘘か心理戦が繰り広げられるギャンブル。
「パチンコ沼」…1玉4000円のパチンコ台。3つの当たりのクルーンを通ると、今での貯まった玉が全て自分の物になるが、カジノ側が絶対出ないように仕掛けを行っている。