Nessのテレビ・映画レポート

自分がテレビ・映画を見て思った事を率直に感想・考察を述べていきます。自分の見ている物に関しては、他人のレビューを読むこと無く先入観無しで書いていきます!その後しっかり他の方々の考え方読ませて頂きます!

【映画】カイジ 動物世界 ~スタイリッシュカイジ!クズでないカイジがここにあり~

 

カイジ 動物世界 

 

 

2019年1月18日 日本公開

 

 

 

出演・あらすじ

リー・イーフォン…ゼン・カイジ

チョウ・ドンエイ…リュウ・チン

マイケル・ダグラス…アンダーソン

【2018年 アントマン&ワスプ

 

青年のカイジ(リー・イーフォン)は、友人に騙されて巨額の借金を背負う。その中アンダーソン(マイケル・ダグラス)に借金がチャラになるというギャンブルイベントが開催される豪華船ディスティニー号に乗るように強要される。この船の中には世界中から集められた参加者達が沢山いる。この参加者で行われるギャンブルイベントは「限定じゃんけん」。誰が信用できるのか?全員敵なのか?そんな状況の中カイジは、無事に下船する事はできるのか?

 

 

日本版カイジとの違い

日本版のカイジとの違いは、主人公のカイジがギャンブル好きのクズではない所が日本との大きな違いです。彼女?(好きになってくれる人)もいるし、母親の為にと思った事が裏目に出てこんな目に…頭も良いです。

行き当たりばったりで何とか機転を効かして日本とは違いますが、カイジ=クズというのがイメージにある日本では、日本版の方がキャラクターは親しみがあるかもしれません。

日本版は名言も多く

「悪魔的だ~」 (カイジ)

「金は命より重い!」「勝たなきゃゴミだ!」(利根川)

などなど短時間の間に数々のセリフが生まれ、参加者の雰囲気も底辺感が日本版はいかにも強いです。中国版の参加者は、各国からの参加者が見られ借金返済イベントではないような雰囲気に感じます。

カイジの原作を知ってる方は日本版

カイジの原作を知らない方は中国版

を見るとより楽しめるのではないかなと思います。

カイジ初心者は中国版→日本版と言った感じで見るといいのではないかなと思います。

 日本版の「カイジ 劇場版」は、限定じゃんけん、ブレーブメンロード(鉄骨渡り)、Eカードの3点のギャンブルで行われましたが、中国版「カイジ動物世界」は限定じゃんけん1点のギャンブルのみで2時間を費やすという原作を忠実に再現されているような映画でした。このゲームの濃い部分、緊張感は原作さながら漫画より伝わってきます。原作知ってるはずなのにハラハラしちゃいました。

中国版とは言え映像・ゲームのクオリティは確実に日本版よりも高い位置にあると思います。

 

 

 

マイケル・ダグラス

何よりもマイケル・ダグラスが日本で言う利根川の立ち位置のアンダーソンに抜擢されているというのが一番驚きです。しかし彼一人だけでもやはりハリウッドスターなので存在感が全然違います。 中国版「カイジ動物世界」は最高にいいキャスティングしますね!

それと同時に利根川の立ち位置にいる人間がどれだけ重要かという事もわかってきます。

日本版の香川照之演じる利根川

中国版のマイケル・ダグラス演じるアンダーソン

どちらも強烈な存在感を示し確実に強大な敵としての雰囲気がすごく醸し出ていて彼らが出てくるだけで場の雰囲気が全然違います。敵対する人物がどれだけ憎くても魅力のある人物かという事がとても大事だという事がわかります。

あまり馴染みのない中国映画だからこそハリウッド俳優のマイケル・ダグラスを起用してアクセントをつけた事は当たりだと思います。

 

 

 総括

藤原竜也主演のカイジが好きな方にはちょっと物足りないかもしれません。カイジをクールにスタイリッシュにしたのがこの中国版カイジカイジ動物世界」です。

確実に続編があるような終わり方で終了しました。一つのギャンブルにも区切りはついたのですけど・・・

このクオリティのままだと続編がとても楽しみになるような映画です。是非続編をお願いします!ストーリーに乗っ取りながらオリジナルの展開を見せてくれることに期待します!

 

ちなみに「カイジ 動物世界」の動物世界の意味が観終わっても理解できませんでした・・・色々な人の感想や解釈を楽しみたいと思います。

 

 

 

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