鋼の錬金術師
2017年12月1日 劇場公開
キャスト・あらすじ
キャスト
エドワード・エルリック・・・山田 涼介
【2017年 ナミヤ雑貨店の奇跡 2016年 カインとアベル フジ系 秋ドラマ】
ウィンリィ・ロックベル・・・本田 翼
【2016年 土竜の唄 香港狂騒曲 地味にスゴイ!校閲ガール 河野悦子 日本テレビ系 秋ドラマ】
【2018年 坂道のアポロン 2017年 今からあなたを脅迫します 日本テレビ系 秋ドラマ】
あらすじ
母親が亡くなった際に生き返らせたいという願望からエド(山田涼介)とアルは「人体錬金」に挑むが禁忌の術で失敗してしまいエドは体を損傷、アルは肉体そのものが無くなってしまった。
時は経ち国家錬金術師になったエドは、鋼のオートメイルを身に着けている事から「鋼の錬金術師」と呼ばれるようになる。兄弟は失った身体を取り戻すための鍵となる「賢者の石」を求めて度に出るが数々の事件に巻き込まれる。
監督は「あしたのジョー」「ICHI」「ピンポン」の監督を務めた曽利文彦監督がメガホンを握ります。
原作は「月刊少年ガンガン」で荒川弘先生により2001年~2010年までに連載され全27巻発刊されている「鋼の錬金術師」になります。
総括
「鋼の錬金術師」も2022年の5月20日に続編となる「鋼の錬金術師 完結編 復讐者スカー」が公開されますが、その前に一回観ておきたいと思いNetflixで配信されているので観てみました。
出演者
他に出演者として、佐藤隆太・大泉洋・松雪泰子・本郷奏多・小日向文世と脇を固める俳優陣の顔ぶれもワクワクするように豪華な顔ぶれです。
しかし、この原作を日本人が実写化するには「ジョジョの奇妙な冒険」同様無理があるかなって感じてしまいます。
主演のエドやヒロインのウィンリィを原作に似せようとするのがそもそも無理なわけで(金髪とか)・・・コスプレ感が出てしまうとどうも物語に入りこむ事自体が難しくなってきてしまいます。
コスプレという意味で捉えるとそんなに喋っていませんが一番原作に近く存在感もそこそこある内山信二演じたグラトニーが一番私はコスプレ映画でしっくりきました。
大泉洋と本郷奏多
この映画の中で良かった俳優を挙げるとすると大泉洋と本郷奏多を挙げたいと思います。
大泉洋は結構コメディチックな映画の主演を務める事が多いイメージで、悪役というシリアスなキャラを演じるという事が無い中で今作では存在感を示すと共にあまり観た事の無い彼の表情と演技を見る事が出来ました。「東京喰種」でもイメージと違う雰囲気を醸し出しましたが、この映画でも十分過ぎるくらいの演技を魅せてくれています。
彼の演じるショウ・タッカーに関しては原作を越えてるんじゃないかなって思います。
本郷奏多はニヒルでちょっと憎たらしくなるようなキャラを演じさせると日本一でないかなって思う位の演技をいつもしてくれますが、今回演じたエンヴィーって役は表情・外見共にピッタリの役柄でこの作品でも憎たらしくさせてくれるという意味ではマッチしていて違和感無しで観れました。
まとめ
・全体的にはコスプレ感が強い中で何人か光っている俳優はいる
・ストーリー自体は問題ない。
この映画の興行収入自体が11.1億円ながら酷評が多いにも関わらず続編が制作公開されるなら、同じ時期(2017年8月4日劇場公開)に公開された「ジョジョの奇妙な物語 第2章」も製作して欲しいなって思います。ジョジョは興行収入9.2億円で負けてるんですけどね・・・
私は、続編に関しては劇場に観に行かないという結果を導き出しましたが、観に行った方の評価を楽しみにしたいと思います。
この映画の評価は、yahoo映画4.0、映画.com2.5、Filmarks2.6となっています。
yahoo映画が素晴らしい点数を叩き出していますが、どんな評価があるのか今度見てみたいですね。