Nessのテレビ・映画レポート

自分がテレビ・映画を見て思った事を率直に感想・考察を述べていきます。自分の見ている物に関しては、他人のレビューを読むこと無く先入観無しで書いていきます!その後しっかり他の方々の考え方読ませて頂きます!

【ドラマ】嘘喰い 梶隆臣編~佐野勇斗主演、成長の物語。映画嘘喰い全総括も含む~

嘘喰い 梶隆臣編

 

 

キャスト・あらすじ

キャスト

梶 隆臣・・・佐野 勇斗

【2021年 かぐや様は告らせたい ファイナル  真犯人フラグ 日本テレビ系 冬ドラマ】

 

あらすじ

脱出ゲームから貘と共に生き延びた梶(佐野勇斗)は夜行(村上弘明)から賭郎倶楽部の会員になった事を知らされ、大金も同時に貘から受け取ることになった。梶の母親は梶の元に来ては金をせびり息子をATMとしか考えていない母親だったが、ある日母親から梶の生命保険を担保に闇カジノで負けてしまったとの連絡がはいる。行かなければ母親が殺されてしまう・・・複雑な思いで闇カジノに踏み込む梶だったが闇カジノのオーナー鮫丸(忍成修吾)に対して母親の借金をチャラにするギャンブルを挑む

 

映画「嘘喰い」のスピンオフでdTVで配信されていたドラマです。

この物語はアレンジが加わっているもののベースとなるのは原作の嘘喰いの3巻・4巻の物語にアレンジを加えたストーリーになっていて「鞍馬蘭子編」と同様に脱出ゲーム後のストーリーとなっています。

 

総括

登場人物達と感想

梶は一番の成長株で原作では後半は獏の右腕としてサポート行い時には命を賭けたギャンブルに足を突っ込むなど魅力的なキャラになっていきます。その成長の過程という雰囲気では佐野勇斗はマッチしています。梶隆臣編に関しては登場人物達がしっくりくるような感じで一人一人に個性を感じました。

梶の幼馴染を演じロマンス的な雰囲気をストーリーにもたらせたのは工藤美桜です。「仮面ライダーゴースト」(2015年)にレギュラーとして参加しており、戦隊シリーズの「魔進戦隊キラメイジャー」(2020年)にもピンクとして参加している女優です。原作にはありませんでしたが、ちょっとしたロマンスというスパイスが加わり梶の覚悟が更に強調されたと思います。

敵となる梶の前に立ち塞がる、二階堂鮫丸を演じているのが忍成修吾です。どちらかというと今までの彼の演じる立ち位置はミステリアスな感じが多かった気がするのですが、この作品では感情を表に出してきます。

他にも立会人候補のグリス・李を演じているのがコーラスグループの純烈に小田井良平と交代で加入する岩永洋昭です。彼は「仮面ライダーオーズ」(2010年)でも仮面ライダーバースに変身する伊達明を演じていました。なによりびっくりしたのが42歳に見えない肉体美をこのドラマでも魅せてくれます。

 

嘘喰い全作品の感想

全編通して原作のファンからすると残念な感じがしました。人物像に力を入れるのか?ストーリーに力を入れるのか?アクションに力を入れるのか?と、どこに力を入れてくれるのかな~と思っていましたが正直どれも感じず残念な感じでした。面白くなる要素しかない原作なのですが原作に似せようとするとコスプレ感も強くなったりと・・・演出次第ではすごく魅力的に見えるはずなんですけど。

全体を通して良かったのは、原作とは違う設定ですが三浦翔平演じる佐田国一輝と梶隆臣編に関しては、嘘喰いの映画の中では良かったと思います。

鞍馬蘭子編に関してはオリジナルストーリーで描きやすいのですがあんな感じになってしまったのは残念でした・・・

でも原作の嘘喰いは人間関係・伏線と濃厚に描かれており最後まで充実した時間を与えてくれますのでオススメしたい漫画です。

 

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