Nessのテレビ・映画レポート

自分がテレビ・映画を見て思った事を率直に感想・考察を述べていきます。自分の見ている物に関しては、他人のレビューを読むこと無く先入観無しで書いていきます!その後しっかり他の方々の考え方読ませて頂きます!

【ドラマ】日曜劇場『キャスター』第10話(最終回)|報道を“壊す”勢いはどこへ?──やや消化不良な幕引きに…

キャスター


2025年4月13日スタート

 

 

 

第10話

2025年6月15日放送

 

最終回にしてはやや物足りなさが残る…

ついに迎えた最終回。さまざまな事件の真相やキャラクターの思惑が明らかになるかと思いきや、ややあっさりとした印象で幕を閉じてしまいました。

山火事から始まる隠蔽、進藤の過去など、濃密な展開が期待された分、回収のテンポが早すぎて余韻も少なめ。「もう少し見せ場があっても…」というキャラも物語自体にも物足りなさが正直な感想です。

 

本当の山場は8話・9話だった?

シリーズを通して見たとき、物語のピークはやはり第8話から第9話にかけてだったように思えます。謎が一気に動き、人物の裏切りや死といった衝撃的な展開が続いたこの2話は、間違いなく“今作最大の盛り上がり”でした。

しかし、肝心の最終回はその余韻を活かしきれず、ややトーンダウン気味。もっと大胆にスカッとさせてくれる“逆転劇”や“報道魂”の炸裂があれば、印象はだいぶ変わっていたかもしれません。

 

壊すどころか…守りに入ったラスト

このドラマは、初回から“現代のニュース番組をぶち壊す”という挑発的なスタンスで始まりました。しかし最終回は、当初の勢いからは想像しづらいほど“型にはまった結末”に感じられました。攻めの姿勢からどこか守りに入った印象が強い感じがしました。

もちろん報道を取り巻く現実の難しさも描かれていたとは思いますが、視聴者としてはドラマはあくまでもフィクション「もっと壊してほしかった」というのが本音。何か一つでも大きな爪痕を残して終えてほしかったです。

 

続編ありきのエンディング?そこも賛否ありそう

物語は一応の決着を迎えたものの、終盤で示されたのは“続編をにおわせる含み”。誰かの一言で再び全てが動き出しそうな余地を残した終わり方は悪くはないのですが…現時点で続編が確定していない中でのあの展開はややモヤモヤが残りました。

視聴者の想像に委ねる余韻とも取れますが、「本当にこれで終わり?」という疑問もぬぐえません。

個人的には、仮に続編があるならば連ドラよりもスペシャルドラマという形式でピンポイントに濃く仕上げてほしいと感じます。

 

最後に一言。

進藤とコンビを組んだ月城かなと演じるアナウンサーの存在感は非常に大きかったです。本物のアナウンサーなのでは?と思わせる存在感ちょこっとの場面でも十分絵になっていました。

たとえ作品が続いていくにしても、彼女の続投はぜひお願いしたい所です!

 

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