Nessのテレビ・映画レポート

自分がテレビ・映画を見て思った事を率直に感想・考察を述べていきます。自分の見ている物に関しては、他人のレビューを読むこと無く先入観無しで書いていきます!その後しっかり他の方々の考え方読ませて頂きます!

【映画】先生!口裂け女です! ~青春×都市伝説×コメディが融合したB級快作~

先生!口裂け女です!

先生!口裂け女です!

2023年7月7日 劇場公開

 

 

 

 

 

 あらすじ

原付を盗んではお金を手に入れる高校生3人組が盗んでしまったのは、口裂け女の原付だった。すごい勢いで迫ってくる彼女は、原付と同じ速さで追って来る位、足が速く逃げ切っても常に口裂け女の恐怖に怯えるようになる。そんな中、女子高生行方不明事件が発生。口裂け女の仕業では?と噂になる。

そして3人組のタケシ(木戸大聖)、アヤカ(黒崎レイナ)、F1(上野凱)、は口裂け女と再会してしまう。高校生3人の運命はいかに!

 

 

 

B級映画らしい軽快さとテンポ感

「先生!口裂け女です!」は、ホラー要素が中心かなと思いきや、全体的にはコメディタッチで展開される新感覚ホラー作品でした。
正直、都市伝説系ホラーはB級映画が多くあまり期待していなかったのですが…予想を裏切って普通に面白かったです。

序盤は少しホラー寄りで、原付バイクと同じスピードで追いかけてくるシーンなど“らしさ”全開。しかし物語中盤以降は、一転して“青春×友情×都市伝説”の不思議なバランス感が生まれます。
シリアスに振り切らず、ほどよく“ゆるいノリ”があることで、ツッコミどころすらも味になる作品です。

 

 

口裂け女がまさかのヒーロー!?

この映画で一番かっこいいのは、間違いなく“口裂け女”その人。
彼女のアクションシーンが予想外にキレがあり、もはやホラーというよりアクション・ヒロインのような存在です。

設定はめちゃくちゃですが、「こういう“IFの世界観”として観ればアリだな」と思える不思議な爽快感があります。恐怖よりも笑いと勢いが勝るタイプの映画で、ジャンルとしては“ホラー青春コメディ”に近いです。

怖さよりもエンタメ性を重視した作りなので、「本格ホラー」を期待する人にはやや物足りないかもしれません。

 

 

キャストが作品を支える“B級の良さ”

主な出演者として主演は木戸大聖
共演に黒崎レイナ(『仮面ライダーエグゼイド』のニコ役)、上野凱が登場。
そして口裂け女を演じるのは屋敷紘子。彼女は『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』で十本刀の鎌足を演じていた実力派です。しかし、私は黒崎レイナしか知りませんでした・・・

知名度は高くないながらも、キャラクターの癖が強く、テンポ良く観られるのが魅力。
B級映画の“ちょっと雑なのにクセになる”要素をしっかり押さえています。

84分という短さもあってテンポよく観られ、気軽にホラーを楽しみたい夜にぴったりの一本です。深く考えずに“口裂け女のIFストーリー”を楽しむのがこの作品の正しい見方かもしれません。

 

www.itosen06.com

 

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まとめ

「先生!口裂け女です!」は、怖さよりもテンポと勢いで楽しむホラーコメディ。
都市伝説を題材にしながらも、友情や青春を混ぜ込むことで新しい魅力を生み出した意欲作です。

B級映画好き、もしくは“軽いホラーを観たい人”にはかなりオススメです!
肩の力を抜いて観られる、84分の“都市伝説エンタメ”でした。

 

 

私的関連作品

●「口裂け女」(2006年)

口裂け女で検索し出てくるB級映画で一番まともそう。

 

●「戦慄怪奇ファイル コワすぎ!FILE-01口裂け女捕獲作戦(2012年)

「テケテケ」の白石晃士監督が描く口裂け女

 

●「スマホ拾っただけなのに」(2019年)

この映画の中元雄監督の作品。

 

 

 

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