グランメゾン東京 スペシャル

2024年12月29日放送
前半は徹底的に“落とす”展開
前半から中盤にかけては、とにかく苦しい展開が続きます。
1時間以上、これでもかというほど状況は悪化し、「本当にここから立て直せるのか?」と不安になるレベルでした。
ただ、この落とし方こそが後半への見事な伏線になっており、終盤に向けて一気にスカッとさせてくれる構成はさすがです。
我慢した分だけ、カタルシスもしっかり用意されています。
木村拓哉が“一歩引く”からこそ活きる群像劇
連続ドラマ時代から一貫しているが、本作の木村拓哉はあくまで一歩引いた立ち位置にいるからこそ、登場人物一人ひとりが活かされ、チーム全体が主役として成立していると思います。
スペシャルドラマの新キャラクターも印象的です。
窪田正孝は敵対するシェフ・湯浅として、昔は同じレストランで働いていた祥平(玉森裕太)の先輩という立ち位置も含めて存在感を発揮しています。
また、北村一輝演じる明石も、資本提携という立場からグランメゾン東京という物語に緊張感を与えています。
GAKUのシェフ・丹後(尾上菊之助)は、今回もやはり人格者で、対立構造の中でも一段上の格を感じさせる存在でした。
総評
飲食店が直面したコロナ時代の厳しさを、エンタメとして昇華しながらも、現実と地続きの物語として描いている点も好印象。
ただの続編ではなく、「今」をきちんと物語に取り込んでいます。
スペシャルドラマとして非常に完成度が高く、
グランメゾン東京という作品の強さを再確認できる一本だったと思います。
すでに地上波では『グランメゾン・パリ』が放送されていますが、
未視聴なので、今月配信予定のAmazon Prime Videoでじっくり観たいと思っています。なお、本SPはHuluで鑑賞しました。
関連作品・記事
●「グランメゾン東京」(2019年)
●「風間公親-教場-0」(2023年)
木村拓哉繋がりで。教場の木村拓哉はまた一風変わった存在感を放ってます。
●「東京喰種-トーキョーグール-」(2017年)
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