アンストッパブル
2011年1月7日日本公開
あらすじ
操車ミスによって無人の貨物列車が暴走を始める。
積載されているのは大量の危険物質。このまま街に突っ込めば大惨事は避けられない。
司令室はあらゆる手段で列車を止めようとするが、策は次々と失敗。
そんな中、現場にいたベテラン機関士フランク(デンゼル・ワシントン)と若手車掌ウィル(クリス・パイン)が、命懸けで列車を止める決断を下す。
感想
本作は序盤から説明過多になることなく、観ている側にも息つく暇を与えない圧倒的な初速で、すぐに「無人列車暴走」という事件が発生します。状況が非常に分かりやすく、観る側は迷うことなく物語に引き込まれます。
能書きがなく、本題へ突入する潔さが、物語の没入感を一気に高めてくれます。
列車を止めるために講じられる作戦はどれも一筋縄ではいかず、成功するか失敗するか分からないギリギリの緊張感が常に続きます。
まるで生きているかのような鉄の塊が司令室の焦りと、現場で命を張る人間たちの緊迫感を引き出しており、観ている側も自然と同じ気持ちにさせられます。
絶望的なの状況を回避した瞬間には、思わずガッツポーズが出てしまうほどでした。
デンゼル・ワシントン演じるベテランのフランクと、クリス・パイン演じる若手のウィル。最初は反目し合っていた二人が、極限状態の中で互いの「プロの顔」を認め合い、信頼を築いていく過程は王道ながらも胸を打ちます。
言葉ではなく背中で語り合うような、男たちの信頼関係の変遷、そして私生活で置かれている状況の変化がこの物語の核と言えるでしょう。
主役の2人だけでなく、列車を止めようと奔走する全員がそれぞれの立場で必死に行動しており、誰一人として無駄なキャラクターがいません。
「全員でこの列車を止めるんだ!」と一体感が伝わる点もプロフェッショナル達の意地とプライドも感じました。
総括
『アンストッパブル』は、
シンプル・分かりやすい・緊張感が途切れないという三拍子が揃ったサスペンス映画です。
難しいことを考えずに没入でき、それでいてラストまで手に汗握る展開がノンストップで続きます。
シンプルかつ王道だからこそ強いそんな一本だと感じました。
私的関連作品
●「スピード」(1994年)
キアヌ・リーヴス主演。バスが一定速度を下回ると爆発するというシンプル設定。緊張感の持続が続く。
●「新幹線大爆破」(2025年)
草彅剛主演。日本版の列車内サスペンス。
●「サブウェイ123 激突」(2009年)
アンストッパブルの監督、トニー・スコット×デンゼル・ワシントンがタッグを組んでいる作品。列車が舞台でハイジャック犯と管制官の戦いを描く。
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