サイコメトラーEIJI

1997年1月11日~3月15日放送
『サイコメトラーEIJI』最終回の第9話・第10話「THE LAST SEVEN DAYS」。
今回は、原作にはない完全オリジナルストーリーで描かれた、この衝撃の結末を振り返ります。
サイコメトラーEIJIはHuluで配信されています。
脳裏に焼き付く「沢木(田辺誠一)の行動」
この最終回を語る上で、絶対に避けて通れないのが沢木の行動です。張り付けにされ、処刑されるかのようなあの凄惨なシーン。当時視聴していた皆さんも、私と同じように「ずっと忘れられないトラウマ」というか、一つのインパクトとして記憶に残っているのではないでしょうか。
田辺誠一さんが演じる沢木は、どこまでもチートで、どこまでも冷酷。事件のロジック云々よりも、沢木晃というビジュアルの強さとカリスマ性で「最終回」としての重みを担保してしまう。これこそが堤演出の真骨頂です。
志摩(大塚寧々)の優しさと、沢木の呪縛
最終回、大塚寧々さん演じる志摩の「変化」が切なすぎました。 「自分の行動が周りを不幸にする」という沢木の言葉に呪われ、不自然なほど映児(松岡昌宏)や羽根山に優しく接する志摩。その裏で次々と起こる悲劇……。
第3・4話に引き続き、大塚寧々さんと田辺誠一さんの共演シーンが長く見られたのは、ファンとして嬉しいポイントでした。二人の間に流れる、言葉を超えた「危うい空気感」は、大人になった今見返すとより一層深く刺さります。
サイコメトラーとしての苦悩と、妹への展開
主人公・映児の「能力ゆえの苦悩」もクライマックスに達しました。 事件解決の達成感よりも、能力を使うたびに削られていく精神。さらに物語は妹にまで波及し、最終回らしい緊張感が漂います。
ただ、正直な感想を言えば、事件自体の描き方は、大きい事件の割にはだいぶ「あっさり」していた印象もあります。しかし、その「あっさり感」すらも、堤監督の冷めた視点のように感じました。
まとめ:松岡昌宏が駆け抜けた「90年代の空気」
全話を通して感じたのは、主演の松岡昌宏さんの「ハマり役」っぷりです。 繊細さと荒々しさが同居した彼の映児は、当時の若者の閉塞感を代弁しているようでした。
さて、この『サイコメトラーEIJI』を撮った堤幸彦監督ですが、実は同じ時期にもう一つの伝説を作り上げていました。 それが、『金田一少年の事件簿(堂本剛版)』です。
トリックでも監督として活躍ていて、現在も時折ギャグを織り交ぜるような演出方法は昔から変わらないんだな~と実感させられました。
オススメ映画
金田一少年の事件簿 上海魚人伝説殺人事件(堤監督)
トリック劇場版(堤監督)
ランキングに参加始めました。
よろしければこちらもポチッとお願いします。
↓↓↓↓