溺れる魚
2001年2月3日劇場公開
「堤幸彦監督作品の同窓会」——。 2001年公開の映画『溺れる魚』を一言で表すなら、これに尽きます。当時は主演の椎名桔平以外の主要キャストのほとんどが、堤作品の経験者という徹底ぶり。まさに、当時の勢いをそのままパッケージしたような作品です。(椎名桔平も後に『SPEC』に出演しているので堤監督作品にはしっかりと出演したことになります。)
現在はHuluで配信されており、あの頃の熱狂を今すぐ追体験できるのが嬉しいところです。
堤作品出演の「精鋭」たちが集結した奇跡
この映画の最大の魅力は、ストーリー以上に「誰が出ているか」という点にあります。主要キャラ達×堤監督作品は以下の通りです。
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窪塚洋介・渡辺謙: 『池袋ウエストゲートパーク(IWGP)』のあの爆発的なエネルギーを感じさせる配役。
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仲間由紀恵: 『TRICK』でブレイクする直前の、どこかミステリアスで瑞々しい立ち振る舞い。どこかTRICK臭はしました。
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IZAM: 『チャイニーズ・ディナー』という映画で堤監督作品に出演。コアな映画だが、もう一度観たいので配信して欲しいです!『溺れる魚』では独特のキャラクター性で作品に異彩を放っています。
さらに、若き日の成宮寛貴さんや、今や怪演で知られる佐藤二朗さんがひょっこり顔を出すのも、ドラマ・映画ファンとしては堪らないポイントです。
「混沌」こそが堤ワールドの真骨頂
ストーリーは正直、めちゃくちゃです(笑)。おふざけとシリアスが入り乱れ、観る人を突き放すような瞬間もあります。
しかし、その混沌を最後まで一気に見せてしまうのが堤演出の魔法。ロジカルな物語を求める人には不向きかもしれませんが、「何も考えずに映像の勢いに身を任せたい」という時にはこれ以上の作品はありません。
2000年代、アナログとデジタルの狭間で
舞台は2000年代初頭。描写の一つひとつに時代を感じます。
連絡手段はスマホではなくガラケー、データのやり取りはフロッピーディスク。今の子どもたちが観たら「これ何?」と驚くようなアナログなガジェットたちが、作品に独特のリアリティと哀愁を与えていました。
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