ヴィーガンズ・ハム
2022年10月21日 日本公開
キャスト・あらすじ
キャスト
ヴィンセント・・・ファブリス・エブエ
ソフィー・・・マリナ・フォイス
【2023年 シャーク・ド・フランス】
あらすじ
ヴィンセント(ファブリス・エブエ)とソフィー(マリナ・フォイス)の夫婦が経営する精肉店がある日ヴィーガンの活動家によって荒らされてしまう。その活動家の一人を見つけたヴィンセントは勢いで殺してしまうが、死体の処理に困った彼は、精肉の技術を駆使してハムにして処理しようとしたが、妻のソフィーがそのハムを間違えて店頭に並べてしまい、その肉を買った客の口コミで人肉のハムが人気となってしまい後に引けなくなっていく。
監督は、ファブリス・エブエ監督でこの映画に出演しているヴィンセント役を監督と兼務しています。
感想
一見ストーリーだけ見ると猟奇殺人のレベルなのだが、グロさはほとんどなく、次々とヴィーガンを殺す時もアップテンポな曲が流れ次々と葬っていき人を殺している様に思えない位軽々しい流れです。やっている事はものすごくえぐいのですが、そう見えない演出が施されています。
人を殺す実行犯のヴィンセントは、罪の意識も持ちながらも時には衝動的になり殺人を犯してしまうのに対し、妻のソフィーは猟奇殺人の頭脳としてサイコパスな一面を見せヴィンセントが殺す事に対して殺人を何とも思わないといった対照的に描かれているからこそより2人のキャラが際立っている様にも見えました。
特にソフィーの最初の悲壮感溢れる表情から、この出来事を通じて徐々に生気を取り戻したかのように別人に見えてしまいます。マリナ・フォイスという女優を初めて観ましたが上手いな~と言う印象を受けました。今後注目すべきフランス映画の女優かもしれません。
この映画はフランス映画になるのですが、海外ではこのようなヴィーガンの活動家が肉屋を襲ったりするのが当たりまえなのでしょうか?しかし、ヴィーガンの人たちの言い分も理解できるので、肉を食べる私としてはなんか複雑にもなります・・・しっかりと食べる前は、いただきますと感謝して食べるようにしようと思いました。日本はこの辺を考えるとまだ平和なのかな~と思います。
ブラックコメディでグロ描写も大してないので観易い作品ではありますが、描写の中身まで考えすぎてしまう人はちょっと抵抗があるかもしれません。
2023年の締めくくりにふさわしいかわかりませんが、ちょっとこのような異色な映画を選んでみました。2023年は途中からドラマ視聴にシフトチェンジしてしまいましたが、来年も映画は50本くらい(週1ペース)で観ていけたらな~と思っています。来年1発目もB級チックな映画をチョイスしてDVDレンタルしてきました!
このブログも今年1年で20人ほどでありますが読者が増えて嬉しい限りです!
これからも細々と更新していき、Amazonprime・Hulu・Netflix・Disney+・DMM TVの5本のサブスクとドラマを主戦場にしていこうと思います。来年もよろしくお願い致します。
2023年12月31日現在、この映画はHulu、Netflixで配信されています。
評価は映画.com3.4、Filmarks3.7となっています。私的には★3.2の評価です。
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