Nessのテレビ・映画レポート

映画とドラマがとにかく好きで、 メジャー作からB級映画、未公開作品まで幅広く観ています。 はてなブログ **「Nessのテレビ・映画レポート」**では、 ・作品の良かった点 ・物足りなかった点 ・なぜそう感じたのか を中心に、正直な感想を書いています。 更新は不定期ですが、 主に日曜日・木曜日の21時頃にアップすることが多いです。 評価が低い作品や続編モノ、 「前作と比べてどうだったのか?」 そんな視点で語る記事も多めです。 同じ作品を観た人、 これから観ようか迷っている人の 参考になれば嬉しいで

【ドラマ】LOVED ONE 第2話〜5話 ~ただの「死者の声」に留まらないドラマ、山口紗弥加が良すぎ!!~

LOVED ONE

 

 

今期のドラマももう終盤戦。最近ようやく視聴が中盤に差し掛かってきました。観れば観るほど底なし沼のような深みを感じているのがフジテレビ系列水曜22時からの放送している『LOVED ONE』です。

第1話の衝撃も凄まじかったのですが、第2話から第5話にかけても色々と風変りな事件が多く第5話までを終えた時点での個人的な感想をまとめさせて頂きます。2話~5話までのタイトルを見てみると

2話「空から落ちてきた死体」

3話「矛盾だらけの交通事故」

4話「1つの死体に2つの死因」

5話「子供が見た“かいぶつ”」

と言うタイトルがつけられていて、私はこのタイトルだけで結構興味を持たされました。

 

 メンバー全員が主役。「チームで戦う」ことの深み

まず特筆すべきは、ディーン・フジオカ演じる水沢真澄という圧倒的な主人公がいながら、チームであるMEJ(メディカルイグザミナー)のメンバー全員にしっかりと焦点が当たっている点が一つの見所でもあります。

第2話の本田(八木勇征)、第5話の高森(綱啓永)など、各メンバーが抱える葛藤や成長が丁寧に描かれることで、物語に「チームとしての厚み」が生まれています。主人公がただただ解決する形ではなく、各メンバーが単なるモブとして消費されるのではなく、彼ら一人ひとりが真澄とどう向き合い、どう真実を導き出すのか?このプロセスが本作の大きな魅力です。

そして周りが魅力的だと是非焦点を当てて欲しいと思ってしまいますね!

 

山口紗弥加の「変化」に見る、ドラマの真髄

そして、個人的な推しポイントは、堂島を演じる山口紗弥加の存在感です。 前回の時も言いましたが、『リブートとは全く違う一面の演技を見せてくれています。

彼女は普段は誰に対しても攻撃的で怖いですが、第4話で瀧内公美演じる桐生と交わるシーン。あの場面で、彼女の苦悩を聞きながら見せた一瞬の「優しい目」と「笑顔」。あの瞬間の破壊力が凄まじかったです。

これまでの「毒」が強かったからこそ、あの笑顔に胸を打たれました。彼女の存在が、本作に良い意味でのインパクトを視聴者に与えています。彼女の存在はこのドラマには不可欠なものに感じました。

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バイプレーヤーたちの輝き

2話〜5話のゲスト陣で気になった俳優をピックアップします。

坪倉由幸

3話でゲスト出演しています。お笑いトリオ我が家の一人ですが、今期『リボーン』にもレギュラー出演されています。最近はドラマで見かける頻度が本当に増えたように感じます。

石垣佑磨

3話でゲスト出演しています。かつて『WATER BOYS』や『ごくせん』で画面を駆け回っていた彼を、こうして重厚なドラマのゲストとして観られるのは、長年ドラマを追いかけてきた身として非常に嬉しい出来事でした。

前田公輝

5話でゲスト出演しています。正直、昔のイメージとは別人のような実力派っぷりです。映画版の「ひぐらしのなく頃に」では演技が・・・と思う時もありましたが、今では脇にいるからこそ際立つ圧倒的な存在感。今の彼はどんな役を投げても完璧にこなす「実力派俳優」の筆頭だと確信しました。私の好きな俳優の一人です。

 

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 縦軸の謎と、これからの期待

正直、2話~5話の中には、感動を狙う演出に少し「こじつけ」を感じる回もありましたが、それを打ち消すほどの物語の推進力が本作にはあると感じています。徐々に明らかになってくる「真澄の過去」と「現在起きている事件」のリンク。この縦軸が複雑に絡み合い、どう収束していくのか?そこが今後の物語の終結のヒントになってくると思います。

2話から5話を経て、ようやく物語の地盤が固まった印象です。ここから一気に爆発するであろう物語の熱量を、これからも追いかけ続けていきたいと思います。今からでも観ていない方は、ぜひこの沼に飛び込んでみてください。

 

 

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【ドラマ】今更ながら春の新ドラマ注目作品を3作観たランキング!!

 

今期のドラマも、あっという間にもう中盤戦に差し掛かっています。私は見始めたのが最近なんです・・・

私自身の「興味のある好きなジャンル」「好きな俳優」「好きなドラマの制作陣」で3本選びました。まだ観たのは第一話だけですが、第1話だけのドラマの状況で私なりの3本をランキング形式で紹介します。

-選んだ作品-

興味のある好きなジャンル・・・LOVED ONE【法医学ミステリー】

好きな俳優・・・リボーン【高橋一生】

好きなドラマの制作陣・・・田鎖ブラザーズ【アンナチュラル・MIU404の制作陣】

この3つを視聴していこうと考えています

 


1話の段階でのランキング

第1位:LOVED ONE

2026年4月8日スタート フジテレビ水曜22時ドラマ

一番良かったの本作。やはり「法医学」というテーマは、死者の声を聴くという究極のミステリーなんですよね。

ポイントとして

決して派手な演出ではないが、遺体に残された微かな証拠から真実を紡ぎ出す丁寧な描写があり、捜査権限を持ってる法医学チーム「メディカルイグザミナー」という設定が斬新で着眼点が法医学者だと警察と違うのが面白かったです。

各話のタイトルがとても興味をそそられる。第一話では「水深40センチで溺れた遺体」と言うように覗きたくなるタイトルでいざ覗くとテンポも良くあっという間に時間が溶けました。

キャスト陣、ディーン・フジオカと瀧内公美の振り回されるような距離感が絶妙。そして所轄の女刑事を演じている山口紗弥加の演技がとても好き。「リブート」の時の包容力がある演技とは違う攻撃的な殺気に一瞬で心つかまれました!

 

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 フジテレビで言うと90年代の『きらきらひかる』から続く法医学ドラマの系譜を感じさせつつ、令和ならではの技術や倫理観をどう描くのか。ミステリー好きなら外せない一本だと思いました。そして1話を観終えた瞬間タイトルの「LOVED ONE」という言葉の重みがストンと胸に落ち、鳥肌が立ちました!

 

第2位:リボーン

2026年4月4日スタート テレビ朝日火曜21時ドラマ


高橋一生さんの圧倒的な表現力だけで、1時間持たせてしまうパワーがあります。ドラマ自体はIT社長が自分に瓜二つの商店街会長の息子に転生して商店街の復興に尽力を尽くす。

ポイントとして

「再生」というテーマを、傲慢なIT社長がどのように心の変化が表現されていくのか?

地味に犯人探しなどヒューマンドラマであるものの先の展開など考察しがいのありそうなドラマでした。

髙橋一生の強みは、「目の動きで物語りのジャンルを変えてしまうほどの表現力」だと思っています。IT社長から商店街の息子への入れ替わりを演じる化身ぶりに圧倒されました。以前「天国と地獄~サイコな二人~」でも入れ替わりは経験済みですが、その時も演技がよかったです。

 

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ちなみに私の突き落とした犯人予想は生まれ変わった根尾(高橋一生)。『プリデスティネーション』みたいに過去未來のパラドクスが発生しているみたいな感じ・・・あくまでも1話を観た直感です。

 

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第3位:田鎖ブラザーズ

2026年4月17日スタート TBS金曜22時ドラマ


『アンナチュラル』『MIU404』の制作陣ということで期待値はMAXでしたが、期待を裏切らないクオリティではあるもののスタートとしてはちょっと出遅れかも・・・

ポイントとして

 1995年の事件がどう現在にリンクしていくのか?脚本の緻密さに期待していて今後どのように進んでいくのか?1話の段階ではスロースタートみたいな形に見えるが爆発力が今後見込めそうです。

縦軸は自分の両親を殺した犯人探し(時効成立済み)と横軸である現代の事件の解決の絶妙なバランスの良さがいい。

岡田将生と染谷将太の掛け合いもよく周りのバイプレーヤー達もそれぞれの役割で存在感をしっかりと出していて誰もが怪しくも見える。登場人物の作り込みも流石!

 

1話目はあえて手の内を明かさない回だったのかなと思いました。1995年の闇が現代とリンクした時に凄まじい爆発力を持つドラマだと信じています。

 

以上が私の今期視聴したドラマランキング序盤になります。もう中盤なので次は5話くらいまで観た感想を書いていきたいと思います!

 

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【ドラマ】泉京香は黙らない~本作でかすかに見えてくる、岸辺露伴がウザい彼女を切らない理由~

泉京香は黙らない

 

「泉京香は黙らない」キャスト・あらすじ【まとめ】|シネマトゥデイ

2026年5月4日放送

 

2026年5月4日、ついに放送された『岸辺露伴は動かない』のスピンオフドラマ

『泉京香は黙らない』

原作にはない完全オリジナルストーリーで飯豊まりえ演じる泉京香がメインの物語で、放送前から期待値は私の中では高かったです。蓋を開けてみればやはり「岸辺露伴ワールド」と思わせるような内容でした。

原作ではそこまで日の目が当たらない泉京香を実写のあの雰囲気だからこそスポットが当たる特別な物語と感じています。

「ヘブンズ・ドアー」に頼らない物語の導き方

今作最大の挑戦は、本編の主人公・岸辺露伴の特殊能力「ヘブンズ・ドアー(本にして記憶を読む能力)」が一切登場しない点です。 特殊能力といういわば物語解決へ導くショートカットが使えない状況で、泉京香は不思議な現象をどのように乗り越えていくのかが一つの見所でもあります。

ゲストの堀田真由、寛一郎の怪演も相まって、全編を通して『世にも奇妙な物語』を彷彿とさせる感じでじわじわと嫌な汗をかくような不気味な世界観に引き込まれました。

 

泉京香という「愛すべきウザキャラ」の深掘り

飯豊まりえ演じる泉京香。正直に言って今回も相当に喋り倒します(笑)。これが彼女の実写での最大の魅力でもあります。

露伴の視点から見ると「本当にウザい、突き放したくなる」という感覚は、スピンオフになっても健在しています。しかし、露伴が彼女を突き放しつつも完全に縁を切らない理由が今回の物語を通してより理解できた気がします。

彼女の過剰なお喋りの裏にある「表裏のなさ」と、図々しさの裏側にある「純粋な優しさ」が活かされており、露伴が「本心から突き放したくなる(でも放っておけない)」と思わせる彼女のキャラクター造形は実写版における一つのオリジナリティだと思います。

 

映像のクオリティと後半の「気持ち悪さ」

ドラマのクオリティに関しては、文句なしの最高レベルです。 衣装から美術、カメラワークに至るまで、「岸辺露伴は動かない」の世界観と実写のリアリティを融合させるバランス感覚は制作者の原作愛を感じます。だからこそ、映画化2作という異例の展開も納得してしまいます。

ストーリー面では少しだけ惜しい点もありました。後半の演出が不気味を超えて、少し気持ち悪さが勝ってしまった点です。この辺は、ダークなホラー演出を好むか、純粋なミステリーを好むかで評価が分かれるポイントなのかなと感じます。

 

まとめ

そして、ファンとして見逃せないのが高橋一生と飯豊まりえの共演です。 公私共にパートナーであるお二人の掛け合いを、このクオリティの作品で拝めるのは、今の日本のエンタメ界においてこのシリーズだけで結構特別だと思います。

『泉京香は黙らない』は、単なるスピンオフの枠に収まらない実写版「岸辺露伴は動かない」があるからこそ制作された一つの物語です。また機会があったら続編なんていうのも見たいな~と感じました。

後半の映像的なインパクトに少し驚きつつも、改めて実写化成功の鍵を握るのは原作へのリスペクトにあるのだと再認識させられました。

 

 

関連作品

岸辺露伴は動かない 映画化第一弾

「岸辺露伴ルーヴルへ行く」

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実写化第二弾

「岸辺露伴は動かない 懺悔室」

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テレビドラマ実写

第9話「密漁海岸」

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【ドラマ】金田一少年の事件簿 第3期 ~松本潤が魅せるスタイリッシュな金田一と綾瀬はるかのドラマデビューなどの豪華ゲスト陣に注目!~

金田一少年の事件簿 第3期

 

2001年7月14日~9月15日放送

 

 

初代・堂本剛からバトンを受け継ぎ、2001年に土曜9時から放送された『金田一少年の事件簿 第3期』。 二代目・金田一を演じたのは、嵐の松本潤。堂本剛版金田一のどこかふざけたコメディ要素を抑え、スマートでどこか影のあるクールな金田一がこの作品の特徴だと思います。金田一シリーズに新たな風を吹き込んだのではないでしょうか?

今この作品を観返して最も驚くのは、ゲスト出演している俳優陣かもしれません。Huluで視聴してみて紹介したいと思ったので書いてみました。

 

伝説の始まり。成宮寛貴と綾瀬はるかの“初陣”

この第3期は、後に日本のドラマ界を背負って立つ俳優たちの出発点でもあります。

成宮寛貴(第4・5話「黒死蝶殺人事件」)

今作がドラマデビューとなった成宮寛貴。彼の演じた斑目揚羽役は、後年の『ごくせん』『ヤンキー君とメガネちゃん』などで見せるワイルドな印象とは正反対の、中性的で繊細な美しさが際立っている男性を演じていました。

後に『金田一少年の事件簿NEO』で宿敵・高遠遙一を演じることになる彼が、ここから始まったと思うと非常に感慨深いものを感じます。

 

綾瀬はるか(第7話「魔犬の森殺人事件」)

実は彼女も、この作品がドラマデビューなんです。二ノ宮朋子役として出演していますが、正直に言って当時はまだ「その他大勢」の一人という印象で、今の圧倒的なオーラはまだ眠っている状態。今このドラマ観ると存在感は感じるんですけどね・・・

昔はどことなく観ていたドラマでも今となっては、お宝探俳優探しできるコンテンツになります。サブスクで昔のドラマを観られるようになったからこそこういう事ができるんだよな~とつくづく感じます。

 

他にも注目。今話題の「あの人」も

吹石一恵(第3話「仏蘭西銀貨殺人事件」)

高森ますみ役を演じていました。彼女は、 最近ではドラマ『リブート』への出演でも話題になり、なにより福山雅治さんの奥さまでもあります。

彼女はこのドラマでは「犯人の操り人形」として苦悩する難しい役どころを熱演していて、第3話のキーマン的なポジションでこの回の中心人物でした。

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「スマートな金田一」という新たな選択

松本潤、鈴木杏(第2期では子役として出演)、そして内藤剛志というトリオで挑んだ第3期。 堂本剛版のコメディ路線に慣れていると、最初は少し物足りなさを感じるかもしれません。そして堤監督が演出を担当していないのでまた生まれ変わった金田一を観る事ができると思います。

ミステリーとしてのシリアスな空気感・金田一のキレ者としての側面を強調した演出は、これはこれで非常に完成度が高いと感じました。

 

まとめ

昔のドラマは、誰が出ているか分からないから面白いです。 まさにそれを体現しているのがこの『金田一少年の事件簿 第3期』そして『金田一少年の事件簿 第1期』、今視聴中の『サイコメトラーEIJI2』もそうかも・・・

今のスターたちの瑞々しい(あるいは意外な)姿を楽しみながら、少し大人びた金田一の世界に浸ってみるのはいかがでしょうか。ドラマ好きならきっと昔のドラマを見ると刺さると思います。

 

 

関連記事

現在の主役級の俳優が多数、そして初々しい姿が見れる

『金田一少年の事件簿 第1期』

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実はこの作品の1話には、神木隆之介・上白石萌歌も出演!

「金田一少年の事件簿neo」

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ドラマデビューの山田孝之が沢山登場する3話・4話

「サイコメトラーEIJI2」

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【映画】近畿地方のある場所について ~菅野美穂の劇薬がこの映画を成り立たせた、ラストの映像の魅せ方で満足度が変わる・・・~

近畿地方のある場所について

 

2025年8月8日劇場公開

 

 

 

「謎が謎を呼ぶ」パズル。“観測者”から“当事者”へ

物語の構造は、複数のモキュメンタリー(擬似ドキュメンタリー)動画を主要人物が目撃していく形で展開します。 ある雑誌編集者の失踪を軸に、無関係に思えた過去のビデオ、素人撮った映像などがパズルのピースのように徐々に繋がっていく……。この構成が実に見事でした。

一つひとつの動画は、どこか手作り感がありながらも、そこに映り込んでいる「違和感」がじわじわと脳に侵食してきます。かつて私が熱狂した『放送禁止』シリーズや『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』を初めて観た時の、あの「これ、本当に観て大丈夫なやつ?」というゾクゾクする感覚。視聴者はただ映画を観ているのではなく、いつの間にか呪いの記録を主演の2人と共に紐解く「当事者」にさせられてしまいます。

 

 菅野美穂という「劇薬」がもたらした緊張感

この映画を単なるホラーで終わらせなかった最大の要因は、間違いなく主人公・千紘を演じた菅野美穂の存在感です。

今回の役どころは、彼女のような「一気に感情のギアを上げられる役者」でなければ成立しなかったと思います。静かな日常のシーンから、一瞬にして絶望や狂気へとテンションを爆発させるスイッチの切り替え、その振り幅があまりに鋭利でした。

特に終盤、彼女の存在感が物語を力強く牽引していく様は圧巻の一言。「菅野美穂こそが、この映画における最大の適役だった」と確信させるに十分な名演でした。

 

 傑作になれたはずの「最後の一歩」

しかし、だからこそ……正直に言わせていただくなら、クライマックスの演出には強い肩突き出し感を覚えてしまいました。ホラー映画やモキュメンタリーにおいて最も難しいのは「正体を見せるか否か」という点です。

今作は、そこまでの積み上げがあまりに完璧で、リアリティに満ちていたからこそ、最後の一押しとなる映像表現に「作り物感」が見えてしまったのが非常に惜しい。

「見えないからこそ怖い」という想像力の恐怖を、具体的な視覚情報が追い越してしまった瞬間、それまでの魔法が少しだけ解けてしまったような感じが……。映像の魅せ方一つ、あるいは「あえて見せない」という選択肢があったなら、この作品は間違いなく傑作になっていたはず。そう思わせるほど、前半から中盤までの完成度は凄まじいものでした。

 

 それでも、やはり「怖い話」が好きだ

よくよく考えてみれば、こうした「理不尽な恐怖」や「解けない謎」こそが、怪談の醍醐味。菅野美穂さんの鬼気迫る演技を堪能しつつ、挑んだ新たな形を、ぜひ皆さんもその目で確かめてみてください。

そして、もしこの映画の「不気味な質感」に惹かれたなら……。 『放送禁止』シリーズや『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』がオススメです!

 

モキュメンタリー映画作品過去記事

 

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【ドラマ】サイコメトラーEIJI2 第3・4話 ~「ユダの黙示録」:若き山田孝之の輝きと他のキャストはどうなのか?~

サイコメトラーEIJI2

 

1999年10月16日~12月18日放送

 

 

90年代を代表するサスペンス『サイコメトラーEIJI2』。 今回振り返る第3話・4話「ユダの黙示録」は、原作コミックスの8〜9巻にあたるエピソードです。

しかし、今改めて観返してみると思い出補正を抜きにしても「おいおい!」とツッコミたくなるポイントが満載の、ある意味で非常に“熱い”回でした。ほとんどストーリーに関する事は書いてないかもしれないですが、よろしければどうぞ!

Huluで配信されているのを拝見しました。

 

 

「お宝俳優」発見!若き日の山田孝之の存在感

今回の再鑑賞で最大の驚きは、山田孝之の出演シーンの多さではないでしょうか。ギャングの一員として演じていた山田孝之、当時はまだデビュー間もない時期ですが、現在の「怪優」としての片鱗はまだまだ感じず、イケメンの好青年って感じです。その後の彼が「クローズZERO」や「闇金ウシジマくん」で個性的な役を演じるとは夢にも思いませんでした。

主演の松岡昌宏さんとの掛け合いも含め、この時期の彼をこれだけたっぷり堪能できるのは、今となっては非常に贅沢な体験と言えます。

 

宿敵カルロス vs シーズン1の沢木。ラスボスの“器”を考える

今回の敵、真木蔵人さん演じるカルロス。原作では圧倒的なカリスマ性を誇るキャラクターですが、ドラマ版では「あれ、意外と……?」と感じた方も多いはず。 前作(シーズン1)で田辺誠一が演じた沢木の、あの背筋が凍るようなラスボス感と比較してしまうと、カルロスの造形は少し物足りなさを感じてしまいます。(原作ではこの回のカルロスの役どころは沢木でもあるのですが・・・)

さらに気になるのが、周囲の警察の無能っぷり。カルロスが策士というよりは、警察側があまりに隙だらけで事態が悪化していく展開には、思わずテレビ画面に向かってツッコミを入れてしまいました。これもまた、勢い重視だった90年代ドラマの醍醐味(?)かもしれません。

 

「志摩先生」交代の違和感は拭えるのか?

シーズン2最大の難所とも言えるのが、志摩役の交代です。前作の大塚寧々さんの印象があまりに強烈だったため、工藤静香さん演じる志摩先生にどうしても馴染めない……という感覚。

これは決して演技の良し悪しではなく、前作が築き上げた「映児と志摩」の空気感が完成されすぎていた反動でしょう。物語が進むにつれ、この“違和感”がどう変化していくのかも、ある種の見どころと言えそうです。性格は原作に近いのは工藤静香版の志摩です。

 

まとめ

ツッコミどころはあれど、最後までダレずに観る事ができるのは、過去の懐かしさと現在の一流俳優の若手のシーンがたくさん観れる事、そして作り上げた独特のテンポと世界観があるからこそ。 混沌としたストーリー、お宝俳優の発見、そして時代を感じる演出。それら全てを丸ごと楽しむのが、令和における『サイコメトラーEIJI2』の正しい嗜み方かもしれません。

 

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山田孝之が闇金業者に!!闇金ウシジマくん

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【映画】溺れる魚 ~堤幸彦ワールドの原液!窪塚洋介・渡辺謙・仲間由紀恵…今や不可能?な「奇跡の共演」~

溺れる魚

2001年2月3日劇場公開

 

 

「堤幸彦監督作品の同窓会」——。 2001年公開の映画『溺れる魚』を一言で表すなら、これに尽きます。当時は主演の椎名桔平以外の主要キャストのほとんどが、堤作品の経験者という徹底ぶり。まさに、当時の勢いをそのままパッケージしたような作品です。(椎名桔平も後に『SPEC』に出演しているので堤監督作品にはしっかりと出演したことになります。)

現在はHuluで配信されており、あの頃の熱狂を今すぐ追体験できるのが嬉しいところです。

堤作品出演の「精鋭」たちが集結した奇跡

この映画の最大の魅力は、ストーリー以上に「誰が出ているか」という点にあります。主要キャラ達×堤監督作品は以下の通りです。

  • 窪塚洋介・渡辺謙: 『池袋ウエストゲートパーク(IWGP)』のあの爆発的なエネルギーを感じさせる配役。

  • 仲間由紀恵: 『TRICK』でブレイクする直前の、どこかミステリアスで瑞々しい立ち振る舞い。どこかTRICK臭はしました。

  • IZAM: 『チャイニーズ・ディナー』という映画で堤監督作品に出演。コアな映画だが、もう一度観たいので配信して欲しいです!『溺れる魚』では独特のキャラクター性で作品に異彩を放っています。

さらに、若き日の成宮寛貴さんや、今や怪演で知られる佐藤二朗さんがひょっこり顔を出すのも、ドラマ・映画ファンとしては堪らないポイントです。

 

「混沌」こそが堤ワールドの真骨頂

ストーリーは正直、めちゃくちゃです(笑)。おふざけとシリアスが入り乱れ、観る人を突き放すような瞬間もあります。

しかし、その混沌を最後まで一気に見せてしまうのが堤演出の魔法。ロジカルな物語を求める人には不向きかもしれませんが、「何も考えずに映像の勢いに身を任せたい」という時にはこれ以上の作品はありません。

 

2000年代、アナログとデジタルの狭間で

舞台は2000年代初頭。描写の一つひとつに時代を感じます。

連絡手段はスマホではなくガラケー、データのやり取りはフロッピーディスク。今の子どもたちが観たら「これ何?」と驚くようなアナログなガジェットたちが、作品に独特のリアリティと哀愁を与えていました。

 

あわせて読みたい

オススメドラマ

堤監督が演出を担当した話もある作品

「金田一少年の事件簿」

「サイコメトラーEIJI」

「Get Ready」

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オススメ映画

堤監督作品

「金田一少年の事件簿 上海魚人伝説殺人事件」

「トリック劇場版」

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【雑談】権利関係で無理なの?令和の今こそ配信してほしい90年代・土9ドラマ3選

 

 

「あの頃の土曜夜、テレビの前で震えていた自分にまた会いたい——」

最近、「サイコメトラーEIJI」や「金田一少年の事件簿」を見て、ふとした瞬間に猛烈に観返したくなるのが90年代の「日テレ土9」枠です。まだまだ「封印」されたままの傑作が眠っています。現在の40代の人は、ちょうど青春真っ只中だったのではないでしょうか?去年の12月には観たい!!と思っていた「サイコメトラーEIJI2」もHuluで解禁になったり、草彅剛主演「フードファイト」やkinki kidsの「僕らの勇気 未満都市」なども最近配信されました。どれも土9ドラマです。

今回は、独断と偏見、そして溢れんばかりの愛と期待を込めて、「今すぐサブスク解禁してほしい伝説の土9ドラマ」を3つ厳選しました。

 

 

『銀狼怪奇ファイル』(1996年)

堂本光一が「銀狼」として覚醒する姿に熱狂した一方で、この作品は多くの子供たちに「トラウマ」を植え付けました。どれも不気味で怖い演出が多く、人間を発火させたり、ミイラにしたりと小学生・中学生はトラウマになってしまいます。

特に「首無しライダー」のシーンは、昔は夜道で思い出してしまうほど怖かったな・・・

『金田一少年の事件簿』に舞台となる天神学園の生徒が出演すると言うクロスオーバーも果たしました。今のコンプライアンスでは限界ギリギリ(あるいはアウト?)なあの「攻めた演出」こそ、今の時代に必要だと思うのは私だけでしょうか?

 

 

『透明人間』(1996年)

「愛の言霊」のイントロが流れた瞬間に蘇る、あの世界観。

香取慎吾が文字通り身体を張って演じた作品です。斬新な設定もさることながら、サザンオールスターズによる主題歌『愛の言霊 〜Spirit of LOVE〜』の印象がとにかく強烈でした。 どこか不気味で、でも目が離せない。サザンの名曲が織りなす独特の情緒を、もう一度腰を据えて堪能したい一作です。この主題歌ばかりが先走っていて肝心の内容は全て忘れてしまってます・・・

 

『FiVE』(1997年)

ガールズアクションの先駆けで、ともさかりえ、鈴木紗理奈ら当時の若手豪華キャストによる脱獄・アクション劇だったような気が・・。とにかくカッコよく、毎週ワクワクしながら観ていた記憶があります。

そして何より、MOON CHILDが歌う主題歌『Escape』。あの疾走感あふれるメロディが流れると、今でも当時の熱量を思い出して鳥肌が立ちます。「強くて美しい女性たちの戦い」の原点は、ここにあった気がします。

 

 まとめ

どの作品も、単なる「懐かしさ」だけでなく、今のドラマにはない独自のエネルギーに満ち溢れています。 権利関係などハードルは高いかもしれませんが、配信サイトの担当者様、ぜひご検討を……!皆さんが「一番配信してほしい土9」は何ですか?

 

画像とかもホントにどこにもない・・・

 

 

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【ドラマ】堂本剛版「金田一少年の事件簿」第2期 ~お宝キャスト一覧、三宅健・鈴木杏なども出演~

金田一少年の事件簿 第2期

1996年7月13日〜9月14日放送 全9話

 

 


1996年。堂本剛版・金田一の熱狂が最高潮に達した第2シリーズ。
平均視聴率22.4%という数字が物語る通り、当時の土曜21時は日本中が「はじめちゃん」に釘付けでした。このシーズンは単なる続編を超えた「日テレ土9の集大成」と言える名作です。

今改めてこのシリーズをHuluで見て、昔の気になるキャスティングをまとめてみました。

 

 

​【驚愕】気になるキャスティングリスト

​第2期のゲスト

松本 恵 【現 松本莉緒】(第1話:悪魔組曲殺人事件)

世界的に有名な作曲家、御堂周一郎の孫娘を演じています。

最近観終わった『サイコメトラーEIJI』第1シーズンで映児の妹・恵美役を演じていました。最近観たので親近感が湧いてました。彼女が登場することで、ドラマファンとしては「土9ファミリー」の絆を感じずにはいられませんでした。

 

鈴木 杏(第4話:金田一少年の殺人)

子役として登場した鈴木杏ですが、彼女は後に、松本潤主演の『金田一少年の事件簿』第3シリーズでヒロイン・七瀬美雪を演じることになります。数年後の「未来」を知ってから観直すと、その演技力の高さに改めて驚かされるはずです。

 

三宅 健(第4話:異人館ホテル殺人事件)

同時期に放送されていた『銀狼怪奇ファイル』の天神学園の生徒・薬師寺力として登場!作品の枠を超えたこの演出は、制作陣の遊び心と当時の勢いを感じさせます。
さらにこの回は、美雪が金田一のフリをして推理を進めるという変則的な展開も、シリーズの中で異彩を放っていました。

 

ケイン・コスギ(第8話・第9話:墓場島殺人事件)

サバゲーリーダーの岩野役で登場。SASUKEや筋肉番付で活躍していた頃の彼です、セリフはカタコトなのですが何か癖になります。

 

 

​なぜ「堂本剛版」は特別なのか?

​そして堤幸彦監督の演出が見れるのは、第1話、5話、6話がエッジの効いたカット割りは、後の映画化への期待を確信に変えるクオリティでした。

全体を通してグロさは増し増しになっているような気がしました。当時は目を背けたくなるようなシーンも沢山あったような気がします。大人になった今だから見れるんですけどね!

 

 

​まとめ:過去作を辿ることは、未来のスターを見つけること

​前回も同じことを言ったのですが『金田一少年の事件簿』シーズン2を今観ることは、今をときめく俳優たちの「原点」に触れる事ができます。

​「あの頃、怖くて観られなかった」という方も、大人になった今だからこそ見る事ができると思います。この豪華キャストの共演という視点で再試聴してみてはいかがでしょうか?

Huluで配信されているので、ぜひチェックしてみてください!

オススメ映画

劇場版金田一少年の事件簿には、水川あさみも出演しています!!

Hulu、アマプラで現在は視聴できます!

www.itosen06.com

オススメドラマ

サイコメトラーEIJI

www.itosen06.com

 

金田一少年の事件簿 シーズン1

www.itosen06.com

どちらもHuluで配信されています。

 

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