LOVED ONE

今期のドラマももう終盤戦。最近ようやく視聴が中盤に差し掛かってきました。観れば観るほど底なし沼のような深みを感じているのがフジテレビ系列水曜22時からの放送している『LOVED ONE』です。
第1話の衝撃も凄まじかったのですが、第2話から第5話にかけても色々と風変りな事件が多く第5話までを終えた時点での個人的な感想をまとめさせて頂きます。2話~5話までのタイトルを見てみると
2話「空から落ちてきた死体」
3話「矛盾だらけの交通事故」
4話「1つの死体に2つの死因」
5話「子供が見た“かいぶつ”」
と言うタイトルがつけられていて、私はこのタイトルだけで結構興味を持たされました。
メンバー全員が主役。「チームで戦う」ことの深み
まず特筆すべきは、ディーン・フジオカ演じる水沢真澄という圧倒的な主人公がいながら、チームであるMEJ(メディカルイグザミナー)のメンバー全員にしっかりと焦点が当たっている点が一つの見所でもあります。
第2話の本田(八木勇征)、第5話の高森(綱啓永)など、各メンバーが抱える葛藤や成長が丁寧に描かれることで、物語に「チームとしての厚み」が生まれています。主人公がただただ解決する形ではなく、各メンバーが単なるモブとして消費されるのではなく、彼ら一人ひとりが真澄とどう向き合い、どう真実を導き出すのか?このプロセスが本作の大きな魅力です。
そして周りが魅力的だと是非焦点を当てて欲しいと思ってしまいますね!
山口紗弥加の「変化」に見る、ドラマの真髄
そして、個人的な推しポイントは、堂島を演じる山口紗弥加の存在感です。 前回の時も言いましたが、『リブート』とは全く違う一面の演技を見せてくれています。
彼女は普段は誰に対しても攻撃的で怖いですが、第4話で瀧内公美演じる桐生と交わるシーン。あの場面で、彼女の苦悩を聞きながら見せた一瞬の「優しい目」と「笑顔」。あの瞬間の破壊力が凄まじかったです。
これまでの「毒」が強かったからこそ、あの笑顔に胸を打たれました。彼女の存在が、本作に良い意味でのインパクトを視聴者に与えています。彼女の存在はこのドラマには不可欠なものに感じました。
バイプレーヤーたちの輝き
2話〜5話のゲスト陣で気になった俳優をピックアップします。
坪倉由幸
3話でゲスト出演しています。お笑いトリオ我が家の一人ですが、今期『リボーン』にもレギュラー出演されています。最近はドラマで見かける頻度が本当に増えたように感じます。
石垣佑磨
3話でゲスト出演しています。かつて『WATER BOYS』や『ごくせん』で画面を駆け回っていた彼を、こうして重厚なドラマのゲストとして観られるのは、長年ドラマを追いかけてきた身として非常に嬉しい出来事でした。
前田公輝
5話でゲスト出演しています。正直、昔のイメージとは別人のような実力派っぷりです。映画版の「ひぐらしのなく頃に」では演技が・・・と思う時もありましたが、今では脇にいるからこそ際立つ圧倒的な存在感。今の彼はどんな役を投げても完璧にこなす「実力派俳優」の筆頭だと確信しました。私の好きな俳優の一人です。
縦軸の謎と、これからの期待
正直、2話~5話の中には、感動を狙う演出に少し「こじつけ」を感じる回もありましたが、それを打ち消すほどの物語の推進力が本作にはあると感じています。徐々に明らかになってくる「真澄の過去」と「現在起きている事件」のリンク。この縦軸が複雑に絡み合い、どう収束していくのか?そこが今後の物語の終結のヒントになってくると思います。
2話から5話を経て、ようやく物語の地盤が固まった印象です。ここから一気に爆発するであろう物語の熱量を、これからも追いかけ続けていきたいと思います。今からでも観ていない方は、ぜひこの沼に飛び込んでみてください。
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