キャスター
2025年4月13日スタート
第9話
2025年6月8日放送
※6〜8話の感想記事は、これから順次アップ予定です。上手く録画されていなかったらしく、NETFLIXで一気に6話~9話まで拝見しました。もう少々お待ちください
最終章にふさわしい重厚な展開
最終回直前となる第9話は、ここに来てようやくドラマが本来持つ深みと面白さを発揮し始めた印象です。山火事の中に隠された陰謀や、進藤(阿部寛)の父親との関係といった過去の因縁も絡み合い、全体として非常に密度の濃いエピソードになっていました。
これまで断片的だった伏線が少しずつ繋がり始め、「これは最終章だ!」と実感できる構成。ようやく物語のギアがトップに入ったという感触です。
鬼気迫る進藤の表情と、圧倒的な演技
ネタバレを避けるため詳細は控えますが、ある仲間の死をきっかけに進藤がこれまで見せたことのない“剥き出しの感情”を爆発させるシーンが登場します。これまで冷静沈着だった彼の鬼気迫る表情には、見ているこちらも背筋が凍るような衝撃を受けました。
その後のスタッフ陣の絶望の表情にもリアリティがあり、現場の空気の重さが画面越しにも伝わってきます。ただ、仲間の死を契機に動き出すのではなく、本来はそれがなくても正義を貫いてほしい…という思いも少し残りました。
意外な人物の“覚醒”にしびれる
また、これまで敵側と思われていた人物がまさかの活躍を見せ視聴者の心を震わせる展開も。まさに手に汗握る瞬間で、見ていて思わず「すごい!」と唸ってしまうような裏切りの妙がありました。
誰が敵で誰が味方か、登場人物それぞれの感情や立場が交錯し、人間関係の妙が俄然面白くなってきました。
崎久保への印象も変化
永野芽郁演じる崎久保については、序盤からいろいろと取り沙汰されていた印象もありますが、ここに来てようやく落ち着いて彼女の演技を見られるようになった気がします。
第8話以降は感情の起伏や立ち回りにも自然さがあり、物語にうまく溶け込んできたように感じました。
もっと早くこの面白さを見せてほしかった!
ここ数話の急展開を見ていると、「最初からこのテンションで来ていれば…!」という思いも否めません。伏線の張り方や人間関係の深掘りは見応えがあるだけに、ややスロースターターな構成が惜しいところ。とはいえ、ここからどう結末へと収束していくのか、期待は高まる一方です。
個人的には最終回、「ぜひ2時間拡大でじっくり見せてほしい…」
そんなことを思ってしまうほどに、今回は充実した1話でした。
本日は最終回!楽しみましょう!
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