Nessのテレビ・映画レポート

自分がテレビ・映画を見て思った事を率直に感想・考察を述べていきます。自分の見ている物に関しては、他人のレビューを読むこと無く先入観無しで書いていきます!その後しっかり他の方々の考え方読ませて頂きます!

【ドラマ】日曜劇場『キャスター』第4話|薄れる痛快さと残る期待、進藤と崎久保の物語はどこへ?

キャスター


2025年4月13日スタート

 

 

 

第4話

2025年5月4日放送

 

ニュースキャスターものとしての魅力が少しずつ変化

第1話・第2話で打ち出していた現代ニュースをぶった斬る痛快は、回を追うごとにややトーンダウンしている印象です。特に第4話では、“闇バイト”やSNSの闇という現代的なテーマを取り扱ってはいるものの、展開に大きな驚きや裏切りはなく、やや既視感のある構成になっていたように感じさせられました。

 

キャスターというより「推理」メインに?

阿部寛演じる進藤が、事件の背後を読み解く探偵のような立ち回りを見せている一方で、スタジオでのキャスターシーンが徐々に減少傾向に・・・と感じました。月城かなと演じるアナウンサーとの掛け合いも少なくなり、報道番組の枠を飛び出した「捜査ドラマ」的要素が強くなってきた印象です。

タイトルにある「キャスター」らしさ──“情報を伝える仕事人”としての魅力が少しずつぼやけてきているようにも思えてしまいました。

 

群像劇としての厚みが欲しい

第1・2話では、事件の裏で複数の人物の動きが絡み合い、ニュース内容にも影響を与えるような構成が魅力でした。

しかし、第4話では中心人物以外の動きが薄まり、ドラマとしての「厚み」がやや物足りなく感じられました。

あくまでニュース番組を舞台にしたドラマであるなら、局内の人間模様や、チームで動く群像劇の要素も今後もっと掘り下げてほしいと感じました。

 

崎久保(永野芽郁)の出番の変化

SNSなどでも話題に上がっているように、今話では永野芽郁さん演じる崎久保の登場シーンが控えめでした。1話のように、彼女が自身の信念をぶつけながら進藤とやり合うシーンこそが、このドラマのもう一つの軸だっただけに少し寂しさも感じます。

進藤と崎久保、それぞれの過去が少しずつ明らかになるような“縦軸”のドラマ性がもう少し欲しくなってきました。がただ、今の状況を見るとそこまでは踏み込めない事情もあるのかもしれませんね。

どのように方向転換していくのか?このまま既定路線で進んでいくのか?このドラマの別の見所でもありますね。

 

中盤戦突入。ここからの巻き返しに期待

全10話前後と仮定すれば、そろそろ物語は中盤戦。前半で見せた強烈なインパクトに比べて、今は小休止といった印象ですが、むしろここからが本当の勝負とも言えます。

「キャスター」というテーマの中で、再び“報道とは何か”を問い直すような展開がくることを、視聴者として強く願っています。ここまで来たら最後まで付き合います!!

 

 

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