Nessのテレビ・映画レポート

自分がテレビ・映画を見て思った事を率直に感想・考察を述べていきます。自分の見ている物に関しては、他人のレビューを読むこと無く先入観無しで書いていきます!その後しっかり他の方々の考え方読ませて頂きます!

【映画】きさらぎ駅Re: ~ホラーで笑える!? 新たな都市伝説エンタメ映画に進化?~

きさらぎ駅Re:

きさらぎ駅 Re:

2025年6月13日 劇場公開

 

 

 

前作「きさらぎ駅」からの続編!主人公は本田望結

2025年公開の映画『きさらぎ駅re』は、SNS発の都市伝説を題材にしたホラー映画『きさらぎ駅』(2022)の正式な続編。

前作では、恒松祐里演じる女子大生・堤が“きさらぎ駅”と呼ばれる異界に迷い込み、きさらぎ駅で待ち構える試練と戦いました。
今作の主人公は、前作で生き残った明日香(本田望結)。再び「きさらぎ駅」に自分を助けてくれた堤を救うために再度足を踏み入れます。

前作主人公・堤も再登場。彼女は変わらぬ芯の強さを見せながらも、どこか信用できない“裏の顔”をのぞかせ、前作の性格をしっかり引き継いでいました。

 

 

同じようで全く違う!「死にゲー」感覚の緊張とユーモア

前作の流れをなぞるような導入に「また同じ展開か?」と思わせながら、物語中盤からの展開は予想外。
登場人物たちが何度も死にかけながら脱出を試みるというまさかの死にゲー的構成に変化します。

この発想が面白く、ただのホラーではなく緊張感と笑いが共存する不思議なテンポに。
明日香の冷静すぎるツッコミや、堤のズレた行動も絶妙で、前作の不気味な空気を保ちながらコメディ寄りの作品になっています。

「ホラー×コメディ」という一見相反する組み合わせを、上手く“都市伝説風の味付け”でまとめたのが本作の魅力です。

 

 

前作からのキャラ継承が見事!堤の“クズ可愛さ”も健在

続編として嬉しいのが、前作キャラクターがしっかりと結末がどうなったのか判明する点。うやむやにはならないで作りこんでる感が見られました。

堤は相変わらず自分勝手で裏切りがちだが、なぜか憎めない存在感を放っています。
この“クズ可愛さ”が良いアクセントになっていて、続編らしい深みを与えていました。

一方で、明日香(本田望結)は恐怖と向き合いながらも冷静に行動する姿が印象的で、前作の被害者から“主導権を握る側”へと最後はたくましく成長を感じさせます。

 

 

ラストのどんでん返しに驚き!怖くないのに満足感アリ

物語のラストは、まさかのオチで締めくくられます。

「そんな結末だったのか!」と驚かされつつも、ホラー映画には珍しいほどスッキリとした終わり方。
どんでん返しの強烈さよりも、“納得の余韻”を残すタイプで、観終わった後は私は謎の爽快感が生まれました。

全体的に恐怖描写は控えめで、血やグロもほぼなし。
「ホラーが苦手だけど気になる」「怖いより笑いたい」という層にもおすすめできる“ゆるホラー”です。

 

 

総評:怖くないのに面白い!唯一無二の「都市伝説ホラー」

『きさらぎ駅re』は、前作の不気味さを踏襲しつつも、ジャンルの枠を超えた“都市伝説エンタメ映画”。
ホラーとしてはライトに、コメディとしてはテンポ良く、そしてサスペンスとしては意外な展開を見せる作品でした。

何より、前作を観ていることが前提なので、ぜひ『きさらぎ駅』から通して観るのがおすすめです。
全く怖くないのに、ちょっと笑えてツッコミどころ満載な“異世界系ホラー”。
こんな映画、他にはあまり見た事ありません。

 

※きさらぎ駅の感想をすでにアップしてるかと思ってたらしてなかった・・・今度します。

私的関連作品

●「リゾートバイト」(2023年)

 「きさらぎ駅」監督の永江二朗監督作品。



●「真・鮫島事件」(2020年)

きさらぎ駅同様、SNSで話題となった都市伝説。

ちなみに監督は、この作品の永江二朗監督。

 

●「テケテケ」(2009年)

こちらも都市伝説を元にした作品。主演は大島優子

 

www.itosen06.com

 

 

 

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