Nessのテレビ・映画レポート

自分がテレビ・映画を見て思った事を率直に感想・考察を述べていきます。自分の見ている物に関しては、他人のレビューを読むこと無く先入観無しで書いていきます!その後しっかり他の方々の考え方読ませて頂きます!

【映画】らせん~リングの続編としてその後が描かれる、医学的観点から追うホラー~

らせん

1998年1月31日劇場公開

 

鑑賞理由

リングの続編!観るしかない!!

 

 

キャスト・あらすじ

キャスト

安藤 満男・・・佐藤 浩市

【1998年 あ、春  タブロイド フジテレビ系 秋ドラマ】

高野 舞・・・中谷 美紀

【1999年 リング2  Days フジテレビ系 冬ドラマ】

 

あらすじ

監察医の安藤(佐藤浩市)は大学時代の友人だっ高山(真田広之)が不可解な死を遂げた為、解剖の依頼が入る。高山の解剖をする中で安藤は胃の中から謎の暗号が書かれた紙片を発見し、それを持ち帰る。高山の恋人という高野(中谷美紀)と出会い彼の死は呪いのビデオを見た事によって呪われたと告げられる。

高山の残した暗号は一体何を意味するのか?安藤はそれを探る為関係者にビデオテープについて聞き回る。

 

監督は「アナザヘヴン」「ドラゴンヘッド」の飯田譲治監督がメガホンを握ります。

原作は「リング」の作者鈴木光司先生の「らせん」です。

 

出演者

佐藤 浩市

監察医であり高山竜司と大学時代の友人でもある主人公の安藤満男を演じていました。高山の解剖を務め自分自身も呪いの謎の解明に乗り出していたのですが、終始共感できるようなキャラクター像ではなく残念でした。物語全体を観たらこの主人公の感じでもいいのかもしれませんけど・・・でも根本的にはブレてはいません。

中谷 美紀

高山の恋人の高野舞を演じています。前作の「リング」にも登場したがほとんど一瞬でしたが今回は中心人物として登場していました。どことなく悲壮感が漂うようなキャラクターで不思議な魅力をもつ人物としてこの物語では活躍しています。

松重 豊

玲子の務めるテレビ局の報道局に勤める吉野を前作に引き続き演じています。前作よりもだいぶ露出が増えて出番も多くなりました。25年前ですからね。若いです!

佐伯 日菜子

このシリーズの元凶でもある貞子の役を演じています。前回のおぞましい姿から一転、あのような姿にならなければ美しかったという事を表現したかったのかもしれません。でも彼女の登場はそこまでありませんでしたが、存在感自体は示してくれていました。

彼女は、私の印象はドラマ「トリック」season1の6話・7話に犯人役として出演していた記憶が強いです。最近のドラマ「めぐる未来」でも主人公の母親役を演じていました。

真田 広之

前作に引き続き高山竜司として参加しています。今回の映画でも色々な意味で活躍するのですが「リング」とは別人?と言う位キャラ変している様にも感じました。それだからこそ彼の存在もまた怖く映ります。らせん」→「リング」を観るとまた彼の印象は違ったように観えると思います。

 

前回の主人公松嶋菜々子は写真等では登場するのですが今回はほぼ姿を観る事はありませんでした。彼女がどうなったのかは今回の話で明らかになります。

今となっては結構渋めの俳優陣達がキャスティングされています。

 

感想

リング」の雰囲気よりもこの映画の方がライトでホラー要素も薄い感じですが、どちらもミステリータッチで描かれているのは、それぞれの物語の味が出ていて良かったと思います。リング」だと貞子のルーツから紐解き呪いを解こうとし、らせん」だと医学的観点から不審死はウィルスとして追っていくという、異なる着眼点の呪いに対するストーリーの進め方はワクワクさせてくれます。

しかし、リング」の主要キャスト陣もこの映画には参加しているのですが、盛り上がりには欠け、主人公の安藤だけでは盛り上がらない結果になったのだと思います。すこし彼は暗すぎました。もう少し安藤と言う男の人物増の演出がしっかりと成されていれば引き込まれたかもしれません。

若干なネタバレにもなりますが、絶望的な状況に陥ると体を重ねる演出がこの映画でも見られますが、ホラー・サスペンスでのいきなりのこの流れは常に面白くないな~と思って観てしまいます。確かにこの行為から物語の終盤の伏線にもなっていくのですが、それならばもう少し丁寧にこの辺の心情をしっかりと描いてくれなければ興ざめしてしまう感じになります。

リング」の続編としては非常に後味も悪い結果になりますが、この結末は安藤だからこその結末です。内容自体は理解できるのですが、結構大事な所が飛ばされているようなイメージなのでそこまで記憶・印象に残るようなシーンはありませんでした。

 

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貞子3D」の主人公の安藤孝則はこの「らせん」の主人公でもある安藤満男の息子です。「貞子3D」は「らせん」の続編と言う意味がやっと分かりました。一度観ているのですが、もう記憶にありません・・・もう一度観ると「貞子3D」の印象も変わるかもしれませんね。

 

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2024年4月7日現在、私の加入している動画配信サービスでは、NETFLIX・Amazonprime・Hulu・Disney+・DMMTVで観る事ができます。

評価は、映画.com2.6、Filmarks2.9となっています。

私的には★2.6の評価にしておきます。リングに比べるとやっぱり物語が入って来ないので・・・

 

 

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