Nessのテレビ・映画レポート

自分がテレビ・映画を見て思った事を率直に感想・考察を述べていきます。自分の見ている物に関しては、他人のレビューを読むこと無く先入観無しで書いていきます!その後しっかり他の方々の考え方読ませて頂きます!

【映画】東京喰種 トーキョーグール ~人と喰種はどちらが悪なのか~

東京喰種 トーキョーグール

 

 

2017年7月29日日本公開

 

 

 

 

 

キャスト

 

窪田 正孝・・・金木 研

【2017年 THE LAST COP 僕たちがやりました フジテレビ系 夏ドラマ】

清水 富美加・・・霧島 董香

【2017年 笑う招き猫 2016年 家政婦のミタゾノ テレビ朝日系 秋ドラマ】

鈴木 伸之・・・亜門 鋼太朗

【2017年 リベンジgirl あなたのことはそれほど TBS系 春ドラマ】

大泉 洋・・・真戸 呉緒

【2017年 鋼の錬金術師

 

あらすじ

人の姿をして人を食べる種「喰種(グール)」。金木は喰種の臓器を事故にあい移植されることで半喰種となってしまう。人間と喰種の間に立たされた金木は様々な葛藤を覚える中、喰種を駆逐する捜査官が現れ人間と喰種の戦いに巻き込まれることになる。

 

2011年~2018年まで「週刊ヤングジャンプ」で掲載された漫画で1部全14巻、2部全16巻が発行されています。今回は1部の序盤の内容が実写化して、メガホンを握るのは萩原健太郎監督です。

 

 

出演者たち

 

喰種側として窪田 正孝・清水 富美加が演じ、敵対する捜査官側に鈴木 伸之・大泉 洋が演じています。

他に金木(窪田 正孝)を喰種にするきっかけを与えるリゼ役を蒼井 優が演じています。

金木がアルバイトする喫茶店「あんていく」のスタッフに浜野謙太・佐々木希が演じています。

正直この頃も他の作品では主役級や重要な役柄を演じていた佐々木希がちょい役で出ていたのはびっくりです。もしかしたら本当は続編の作成も意識していたのかな・・・とも感じますね。

 

 

 

窪田正孝大泉洋

 

窪田 正孝のオーバーすぎる演技がこの「東京喰種」においてはマッチングしていると思います。この演技にこそ自分が喰種になってしまった苦悩・葛藤が全て詰まっていると思います。デスノート」(テレビドラマ)でもそうでしたが、時として彼のオーバーに見える演技がとても活きることもあり、「HIGH AND ROW」シリーズでは一転クールに見えるような演技もできる俳優なので見ていても面白い俳優です。

いつも主役級の配役を演じている大泉洋ですが、今回は主人公側と敵対する役、真戸 呉緒を演じています。一切いつものおちゃらけた雰囲気の演技ではなくシリアスな演技をしていましたが、敵の役も結構マッチしています。むしろこちらの方が彼は見ていて面白いと感じます。

鋼の錬金術師」でも敵役を演じていましたが悪役を演じる事も意外に合っていると思います。もっと彼の悪役も見てみたい気がします。

この2人の俳優がこの映画のMVPではないでしょうか。

 

 

 

総括

 

原作を未読でもこの「東京喰種」の物語の流れはわかりやすかったと感じます。逆にこの映画が良かったので原作本に私自身は手を出してしまいました。続編も2019年に公開されているのですが、物語の終わり方も続編も続けるぞ!という雰囲気ではなくこれで一旦終わりという流れで終了するのでその点も好感が持てますね。

一般的には、人と喰種というと確実に人を食べる喰種が悪にという事になりますが、この映画を観ている限りはそうではないように感じてしまいます。人と対する喰種の苦悩が上手く引き出ているので、人の敵となる喰種を殲滅する捜査官が悪者としてこの映画では見えてしまいます。人が敵に見えるなんてちょっと不思議な感じな物語です。

 

 

興行収入は約11億円の映画です。2021年1月3日現在、Amazon primeで動画配信されています。