バックドラフト
1991年7月6日日本公開
本日3月7日は消防記念日という事で消防に関係する映画を観てみました。
1950年に消防庁が制定された日。1948年の3月7日に消防組織方が施行されて警察から消防が独立した日にちなんで消防記念日となりました。消防士の皆さんいつもありがとうございます!
キャスト・あらすじ
キャスト
スティーブン・マカフレイ・・・カート・ラッセル【1992年 不法侵入】
ブライアン・マカフレイ・・・ウィリアム・ボードウィン【1993年 硝子の塔】
ドナルド・マカフレイ・・・ロバート・デ・ニーロ【1991年 ケープフィアー】
あらすじ
幼い頃、消防官の父に連れられ現場へ言ったブライアン(ウィリアム・ボードウィン)は消防学校を卒業して消防士となるが、配属先は兄のスティーブン(カート・ラッセル)が所属している17分署に配属される。兄との確執があるブライアンは、兄に他の誰よりもしごかれる事に・・・そんな中バックドラフトによる火災が発生するが放火の疑いがある事に火災調査員のリムゲイル(ロバート・デ・ニーロ)は気が付く。2人の兄弟の絆は?一体誰が何のためにバックドラフトを引き起こしているのか?
監督を務めるのは「ダ・ヴィンチ・コード」や「天使と悪魔」などラングドン教授シリーズのロン・ハワード監督が務めています。
30年前の映画に感じない!
1991年の映画なのでもう30年前の作品になりますが、全然作品の映像自体には全く遅れを感じず、炎もリアルな描写でCGとかの域では無くて本物で撮影しているのでは?と思うくらいの映像描写です。役者のカート・ラッセルやロバート・デ・ニーロが若すぎる事以外は、今の下手な映画よりは現在でも通用すると思います。20年前位の作品ではありますが、【「マトリックス」1999年】や【「パイレーツ・オブ・カリビアン」2003年】なんかも今の映像やCGと引けを取らない位な感じだったと感じています。
アメリカの消防署がメインで話が進みますが、アメリカの消防士って現場に行くまでにあんなに陽気な感じなのでしょうか?現場までの間でも日本の映画やドラマでは緊張感漂う雰囲気になっているのであまり消防士の映画を観ないのでちょっとその辺に違和感が感じました。しかし、そこはさすが消防士現場に行くと緊張感が素晴らしい!とくに炎描写が炎は生き物と言わんばかりに右往左往するので炎の怖さも十分伝わります。
30年前の作品でもそう魅せてくれる映像の作り方は素晴らしいと思います!
総括
ストーリーは別格で消防士の兄弟のヒューマンドラマかなと思えば上手く放火犯のキーワードを入れてサスペンスを混合してきてこのサスペンス無しでは兄弟愛は語れない位の勢いで見事に2つのジャンルの融合を果たしています。130分位のちょっと長めの作品ではありますが、この濃厚なストーリーのおかげで全く長さを感じず、逆に短いと思ってしまうほどです。映像の迫力を見るだけでも十分満足できます。
サントラも聞き馴染みのあるテーマが流れるので懐かしさも感じるのではないでしょうか?「料理の鉄人」のオープニングに使われていた曲なので特にアラフォー世代には懐かしさも感じるはずです。
続編「バックドラフト2 ファイア・チェイサー」も2019年に作成されていますが、日本では劇場未公開になっています。キャストがウィリアム・ボールドウィンとドナルド・サザーランドが続投してますのでちょっと興味がわきますね。しかし、評価を見てみると散々な点数になっているので怖いもの見たさかもしれませんね。
2021年3月7日現在Amazon primeで字幕・吹替共に配信されています。
yahoo映画 4.1、映画.com 3.6、Filmarks 3.6という評価になっています。