Nessのテレビ・映画レポート

自分がテレビ・映画を見て思った事を率直に感想・考察を述べていきます。自分の見ている物に関しては、他人のレビューを読むこと無く先入観無しで書いていきます!その後しっかり他の方々の考え方読ませて頂きます!

【映画】ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章

 

 

 

 

ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章

 

 

2017年8月4日公開

 

 

 

 

 

 

出演者

 

山﨑 賢人…東方 仗助

2017年 斉木楠雄のΨ難   陸王 TBS系列秋ドラマ 】

 

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神木  隆之介…広瀬 康一

2017年 3月のライオン  刑事ゆがみ フジ系秋ドラマ】

岡田 将生…虹村 京兆

2017年 銀魂 2016年 ゆとりですけどなにか 日本テレビ系春ドラマ】

新田 真剣佑…虹村 億泰

2017年 ピーチガール ぼくたちがやりました フジ系夏ドラマ】

山田 孝之…片桐 安十郎

2018年 50回目のファーストキス   dele 朝日テレビ系列夏ドラマ】

伊勢谷 友介…空条 承太郎

2017年 忍びの国  監獄のお姫様 TBS系列】

 

 

原作

 

ジョジョの奇妙な冒険は、1986年から現在(2020年)も連載中の漫画です。

1986年~2004年までは「週刊少年ジャンプ」で連載。2005年からは「ウルトラジャンプ」で連載されており現在では単行本は、すべての部作を合わせると120巻以上発行されている漫画です。今回の物語は、ジョジョ第4部のストーリーが実写化されており原作漫画では29巻~47巻までがこの物語の話になります。

 

 

 

 

唯一の救いは山田孝之

このジョジョの映画は、頑張って登場人物達の容姿を原作に似せようと頑張っているように思います。ほぼコスプレのような感じでしょう。しかし、原作とは似ていない容姿をしている主要キャラが、山田孝之演じる片桐安十郎(通称アンジェロ)です。

この人物は、一言で言うと凶悪犯そのものです。水分のある所に侵入できるスタンドであり、人に憑りつく事も可能な能力「アクア・ネックレス」の持ち主であり、虹村京兆(岡田将生による矢に貫かれることにより能力を見につけ、あらゆる犯罪に手を染めようとする人物です。

唯一原作に寄せていないキャラクターだからこそ逆に引き立っていました。正直登場人物の誰よりもこのジョジョの世界に馴染んでいたようにも感じます。当初キャスティングを見た時は、アンジェロに山田孝之はもったいなさすぎると感じました。なぜなら、アンジェロは原作では最初に出会う敵ですがあんまり印象に残らなく主人公の能力を引き立たせるかませ犬的な存在に感じていました。

彼が演じたことによりスタンドの持ち主の使い方により強大な悪にもなれるという事を表現してくれ一人の大物の敵という存在感を不気味な容姿とともに見せつけてくれていました。

やっぱり「闇金ウシジマくん」といい「勇者ヨシヒコ」シリーズを始め山田孝之はすごいなぁと改めて感じさせられます。

 

 

 

原作未読の方には優しくない?

私は、ジョジョが好きで小学生の頃から読んでいました。私が当時読んでいた頃は第4部なのでちょうどドンピシャなので、内容はわかってましたが、この映画を見た時に初見の人には理解できたのかな?とちょっと思ってしまいました。

いきなり「スタンド」という言葉が出てきたり「弓」で射貫かれると能力与えられりとほとんど説明の無いまま進むので物語の流れを理解しながら見ないとなかなか把握するのは難しいのではないかと思います。

私は「東京喰種 トーキョーグール」は未読でしたが、内容もわかりやすく私は原作の漫画を買ってしまうほどでしたが、このジョジョ実写は新規ファンを増やせるかどうかというとちょっと難しいかもしれないですね・・・あくまでも原作のファンを対象にしたストーリー展開だと思います。

でもファンを対象にしていても一つだけジョジョに足りないもの・・・ジョジョといえばジョジョ立ちジョジョ立ちは実写の中で是非再現して欲しかったですがこれぞジョジョ立ちという場面が見られなかったのは残念でなりません。

 

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第1章で終わりなのか・・・

本来は3部作で公開するはずがもう3年きっと続編は作られないでしょう・・・

伊勢谷友介もあんなことになってしまいましたし・・・

ほんとに不完全燃焼な作品だと思います。最後までやり遂げて欲しい気はしますけど。第2章、3章を予想すると(ジョジョ知ってる人はほぼ予想できてると思いますが)

第2章は康一(神木隆之介の第1章で出てきたスタンドの能力が恐らく康一VS由花子(小松菜奈で目覚める。物語のキーパーソンであり4部でも人気の岸辺露伴が登場。そして第1章で虹村京兆(岡田将生を始末したスタンドの本体、吉良吉影の登場で終了。

第3章では、吉良吉影との死闘を繰り広げる形となるのではないかと思ってたのですが・・・

どの部分を端折ってどの部分を使うのかジョジョ好きとしてはとても期待をしていた作品だったので残念でなりませんね・・・

 

 

 

 

岸辺露伴は動かない

最後に朗報・・・

第4部で人気の岸辺露伴、おそらく映画の2章で出てきたのではないかと思うキャラが主人公の原作が実写化です。まさかのNHKから12月28日から30日の3夜連続で22:00~放送されることになりました。

岸辺露伴高橋一生が演じ、ゲストに飯島まりえ・森山未来中村倫也が出演します。

スタンド要素をちょっと取り入れながらの「世にも奇妙な物語」みたいな感じのストーリーです。正直映画よりもコスプレ感も落ち着いている容姿です。見た目はすごく期待できそうな感じですけどね。

これは、ジョジョ未読の方でも楽しめる作品にして欲しいしもっとジョジョ好きが増えて欲しいと思います。

 

 

 

 

総括

漫画やアニメの実写化自体には反対ではないですが、せめて実写化できるようなものかどうかは考えないといけないと思います。ジョジョのような能力系のバトルを要する場合は、CGが欠かせないものとなりますが、フルCGぐらいの勢いでやらないとちょっとしょぼく見えてしまいますね。

そこが原作のファンとしては、しっかりといいものを作り上げて欲しいという思いはあります。ただの製作者側のエゴにならないようにだけしてもらいたいと思います。今回の実写化に対する魅力は全編通してアンジェロのパート以外はあまり感じませんでした。

しかし続編が作成されるとして岸辺露伴吉良吉影のキャストの考察はすごいワクワクするものもあり予想する楽しみを与えてくれたのも事実です。続編を制作しないとしても誰をキャスティング事を考えていたのか位は教えて欲しいなと感じはいますが・・・

まだまだ沢山語りたい事はあるのですが、また機会があれば語りたいです。この映画だとまだまだ語れる気がします。