Nessのテレビ・映画レポート

自分がテレビ・映画を見て思った事を率直に感想・考察を述べていきます。自分の見ている物に関しては、他人のレビューを読むこと無く先入観無しで書いていきます!その後しっかり他の方々の考え方読ませて頂きます!

【映画】嘘喰い~原作ファンからすると・・・~

嘘喰い

嘘喰い

2022年2月11日劇場公開

 

 

キャスト・あらすじ

キャスト

班目 貘・・・横浜 流星

【2022年 流浪の目   DUC TBS系列 冬ドラマ】

梶 隆臣・・・佐野 勇斗

【2021年 かぐや様は告らせたい ファイナル  真犯人フラグ 日本テレビ系 秋ドラマ】

鞍馬 蘭子・・・白石 麻衣

【2020年 スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼   2021年 漂流者 テレビ朝日系 夏ドラマ】

 

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あらすじ

天才ギャンブラー嘘喰いこと班目貘(横浜流星)は、日本を裏で牛耳る賭郎倶楽部のトップに君臨する為にお館様に勝負を挑むが敗北してしまう。しかし、その野望を諦めることなく生活をしているとマッドサイエンティストの佐田国一輝(三浦翔平)がお館様の座を狙っているという事で、その座を譲りたくない貘は道中で知り合う梶(佐野勇斗)とともに命懸けのギャンブルに挑んでいく。バレなければなんでもあり、負ければ死が待っているギャンブルバトル、結末は如何に!

 

監督は「リング」シリーズ「事故物件 怖い間取り」の中田秀夫監督がメガホンを握ります。

原作は週刊ヤングジャンプに連載されていた迫稔雄先生の「嘘喰い」となっていて今回の映画のベースは1巻から7巻をベースとして作成されています。原作の漫画本自体は全49巻と長く続いています。

 

総括

私自身はこの嘘喰いの原作の大ファンであります。そこからの目線での感想になります。

良いキャラ

夜行妃古壱を演じた村上弘明はこの映画の中では良かったと思います。夜行という難しい役柄とどう見ても役にふさわしいのはいないのではないかという風貌のなか、落ち着いた風格と強者感を出していました。

佐田国一輝を演じた三浦翔平も、原作の佐田国はテロリストでしたが、今回の作品では、マッドサイエンティストという役柄でガラッと原作とは変わっていましたが新鮮でいい味を出してました。悲しい過去を背負っているというバッググラウンドを持っているので、いい人と感じてしまい悪人が倒されるというスカッと感は消えていましたが、観れるキャラでした。

 

ミスキャスト

逆にミスキャストが鞍馬蘭子の白石麻衣でしょう・・・一応ヤクザの組長という設定ですが全く凄みが感じず一女性という印象でしかありませんでした。原作の風格が全く感じませんでした。オロオロする姿もふさわしく無く(脚本のせいかもしれませんが・・・)、なので側近のレオを演じた森崎ウィンも空気で弱そうな雰囲気しか出てませんでした。一応原作では鞍馬組もかなりの暴の持ち主なんですけどね。本物の鞍馬蘭子は5億くらいであたふたしません!

 

感想

物語の核心をつく賭郎倶楽部の説明やそれぞれの持つ立会人の號の意味なども若干新規参入の方にはわかりにくく雰囲気を楽しむような映画になってしまっているように感じました。

カイジ」「ライアーゲーム」「賭ケグルイ」よりも緊張感が無いのが非常に残念でした・・・盛り上がりの部分が見えなく終始淡々とした流れになっていて見せ場という見せ場は無く、原作ファンとしてはガッカリでこの映画から原作参入しようと思う人はちょっといないかな・・・という感じです。

原作は、伏線や緊張感・スピード感どれをとってもピカイチだと思いますので、

この映画を観て原作を読んでない人は是非読んで頂きたいと思います。

 

 

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評価は2022年7月17日現在、yahoo映画3.2、映画.cm3.2、Filmarks3.1となっています。